CMRC 構造物性研究センター

KEK

弾性応力の不安定性に誘起される油滴界面の自発的運動

界面活性剤を含んだ水の上に浮かべた油滴の界面が自発的に運動する現象を実験的・理論的に調べ、水と油の界面においてゲル状の会合体が生成することにより弾性応力の不安定性が生じる事が原因であることを明らかにした。

図 水の上に浮かべた油滴の自発的変形の時間変化。


本研究の成果は以下の論文により発表された。またHot Articleとして取り上げられた。
参照URL: http://blogs.rsc.org/sm/2011/03/24/hot-article-dynamical-blebbing/

Y. Sumino et al., Soft Matter, 7, 3204 (2011).