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Belle II実験のプロジェクトマネージャーの後田 裕 教授がWorld Cultural CouncilのSpecial Recognitionsを受賞

KEK 素粒子原子核研究所の後田 裕 教授がWorld Cultural Council (WCC)のSpecial Recognitionsを受賞し、10/4(金)に筑波会議2019にて授賞式が行われました。後田教授はKEKつくばキャンパスにあるSuperKEKB加速器とBelle II測定器を用いて新しい物理現象の発見などを目指す国際共同実験、Belle II実験のプロジェクトマネージャーです。

 

WCCは個々の間の文化、友好、慈善の促進を目指す国際的な組織で、卓越した成果で文化の発展に貢献した科学者や教育者、芸術家を表彰しています。科学賞の授賞式は1984年より毎年世界各国で開催されていますが、第36回目となる今年はつくばで開催されました。日本での開催は今回が初となります。WCCは、その年の「アルバート・アインシュタイン世界科学賞」を発表するとともに、授賞式開催国において科学や芸術の新境地を開拓してきた優秀な若手研究者にSpecial Recognitionsを授与します。(参照 WCC webサイト:https://tsukuba-conference.com/wcc/

後田教授は今回の受賞に対して「権威あるSpecial Recognitionsを頂けて光栄です。計画の構想段階から長年Belle II実験に専心してきて、その努力が認められたことを嬉しく思います。一緒に実験をしているもっと若い人たちの励みになればと思っています。」とコメントしました。

また、今年3月から本格的な物理運転が始まったBelle II実験について、「これまで頑張って作ってきた装置が動き出したので、加速器も測定器も性能を上げて、物理成果を出していくのが次の大きな目標です。賞の有無に関係なく頑張ります。」と意気込みを聞かせてくれました。

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