活動報告

所要時間:約1分

KOTO実験グループが2020年2月の活動報告を行いました。

KOTO実験グループでは、中性K中間子の稀な崩壊パターン:KL→π0ννが起こる割合を調べることで、素粒子の標準模型を超える新しい物理を探索しています。KOTO実験(K0 at Tokaiの略)は茨城県の東海村にあるJ-PARCのハドロン実験施設で行われており、日本、米国、台湾、韓国の約60名の研究者が参加する国際共同実験です。

2015年のデータからKL→π0νν崩壊の探索において世界最高感度(崩壊する割合が3×10-9以下)に到達した後も、検出器の増強や解析手法の改善を行いながらデータの蓄積と解析を進めており、2019 年9月には、2016年から2018年に収集したデータの解析状況を国際会議KAON2019にて報告しました。現在は、最新の観測データの確認作業を慎重に進めています。

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KOTO実験グループ