ウインターサイエンスキャンプを開催
#トピックス
12月23日(木)から25日(土)にかけて、全国から高校生20人がKEKを来訪し、「素粒子」「回折」「加速器」「放射線」「中性子」をテーマとする5班に分かれて実験研究体験をする、ウインターサイエンスキャンプが開かれました。このサイエンスキャンプは科学技術振興機構(JST)が毎年主催する高校生のための科学技術体験合宿プログラムです。
初日は解体作業の進むBelle測定器やKEKBトンネルとフォトンファクトリーを見学した後、KEK設計の特製霧箱でアルファ線、ベータ線、宇宙線の観察を行いました。夜は懇親会がありましたが、その後、早速各班に分かれ実験を開始しました。2日目は実験やその解析、そして翌日に控える発表の資料作成とその練習で忙しい一日でした。
最終日の研究発表は各班とも内容の濃いもので、高度な議論も多く展開されました。堺井義秀教授によるBelle実験とその物理に関する講義、多田 將 助教によるJ-PARCとニュートリノ研究に関する講義があり、最後に鈴木機構長から修了証が全員に手渡されました。
高校生らはKEKの研究者や他校の同世代らとの研究体験を通じて多くの刺激と目標を得たようです。
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実験に使用するパルス発生器を自作する加速器班
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研究発表での質疑応答の一場面(放射線班)
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