鶴丸高等学校の生徒5名、KEKで職場体験

 

鹿児島県立鶴丸高等学校の5名が7月17日(木)に本機構の見学に訪れました。本機構の見学は初めてとのことで、加速器の原理や歴史から、現在の巨大加速器の用途までの説明を受けました。

生徒たちは、KEKBリングに沿った周回道路をマイクロバスで走り加速器の大きさを実感し、超伝導高周波試験施設(STF)にて、将来計画の国際リニアコラーダー(ILC)についての説明を受けました(図1)。また、KEKB入射器も見学を行いました。地下の電子ビームを加速するための加速管を見学し、クライストロンギャラリーと呼ばれる地上の600mの長い建物を歩いて、その長さを実感しました(図2)。

その後、受け入れ担当の道園真一郎加速器研究施設教授と懇談を行いました。そこでは、「加速器はどこまで大きくなっていくのか?」、「国際協力の場合、打ち合わせはどうするのか?」、「研究者となるには?」といった質問が出ました。本機構には、総合研究大学院大学という博士課程もあり、そこでは外国の研究者を交えて加速器を含めた様々な実験もできるという説明もありました。生徒たちにとっては、今回の見学・懇談は、研究の様子を知るよい機会となりました。


図1 STFの見学


図2 入射器クライストロンギャラリーの見学

※ 職場体験とは

職場体験は、文部科学省が推進する学習活動です。生徒が直接働く人と接することで、学ぶことや働くことの意義や生きることの尊さを実感し、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことを目指しています。

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