並木中学校の生徒がKEKで職場体験

2015年10月05日 #トピックス

電磁石精密位置調整作業を体験中
7月22日(水)、つくば市立並木中学校の中学2年生3名が職場体験のため本機構を訪れました。

今回の職場体験では、まずコミュニケーションプラザで機構紹介DVD鑑賞及び展示物の説明を受けた後、午前中は、アップグレード中のBelle II測定器とKEKB展示室、放射光科学研究施設フォトンファクトリー(PF)光源棟及び実験ホールを見学しました。

午後は、PF電源棟制御盤室において、SuperKEKBダンピングリング用電磁石の磁場測定作業体験を行いました。電磁石を磁場測定台に載せる際、精密に位置調整を行う必要がありますが、今回は主に、その精密な位置調整の部分を体験しました。十字に糸を張った治具を望遠鏡で覗くPFの方法と、レーザートラッカーを使ったKEKBの方法の2通りの方法で電磁石位置を測定し、ボルトで位置を調整しました。生徒たちは、スパナを回してボルトで電磁石を押すことで、1ミクロン単位で位置が変わるのを観測しつつ、上下左右前後を同時に合わせなければいけない職人芸的な難しさを楽しんでいました。今回の職場体験は研究の現場を知る良い機会となりました。

※ 職場体験とは
職場体験は、文部科学省が推進する学習活動です。生徒が直接働く人と接することで、学ぶことや働くことの意義や生きることの尊さを実感し、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことを目指しています。

並木中学校の生徒がKEKで職場体験

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