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ビ−ムを、直線状に並べた加速電場(ギャップ)によって加速するものを、線形加速器と言います。初期の線形加速器は、ヴィデレ−型といわれ、図1のように、一連の円筒形の中空の電極から成り、電極は一つおきに共通に接続され、その間に高周波電圧を加えます。電極と電極の間のギャップに発生する電場は図に示すように、一つおきにその向きが異なっています。粒子がギャップから次のギャップに達するまでの時間が高周波の半周期になるように電極の長さを選ぶと、ギャップでの電場の向きが常に粒子を加速させように できます。これが線形加速器の原理です。
現在、実用化されている線形加速器では100-3,000MHz位の周波数の導波管または空洞共振器が利用されています。図2、図3のように、円筒の加速空洞内に、円盤や小さい円筒を組み込み、この空洞の中に、大電力の高周波を導き、円筒内にできる高周波の定在波、または、進行波が作る電場を利用して加速するのです。
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図1 ヴィデレー型リニアック
図2 円盤装荷導波管
図3 アルバレ型リニアック |
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