平成27年 8月3日 
技術職員各位 

専門研修講座「Python言語によるプログラミング」のご案内

Pythonは簡単で最小限の文法ルールを使ってプログラムを記述できる言語です。Python言語は身近には感じられないかもしれませんが、googleやソフトバンクを初めとしたIT企業の多くは主要な言語として利用しており、皆さんが気づかぬうちにアプリケーションとして利用しています。また、MITを初めとした大学などの教育機関でもプログラミング学習にPythonを採用しています。このように、プログラミングの「初めの一歩」から大規模プログラミングまでをPythonはサポートでき、加えて対応しているOSはWindows, Mac, Linux, iOS, android, PlayStation….など、どこでも使用できます。
KEKのJ-PARC MLFでは、ビームラインにおける実験制御、データ解析環境はPython言語が採用されています。これはPythonが、「誰でも簡単に」、「素早く」、やりたいことを実現できる言語だからです。
本研修では、「プログラミングの初めの一歩」を踏み出してみたい方を主な対象として、Pythonのインストールから始めて、日常業務(たとえば大量のテキストデータを加工して自動的にグラフを作る)をより効率的に自動化をする方法を実習します。研修では実際にプログラムを作成する実習形式を中心にする予定です。また、作成したプログラムから出てきた数値データを可視化する(グラフを描く)方法も紹介します。
本研修は初めてプログラミングをする方を中心にしますが、プログラム開発の知識を深めたい方も歓迎します。

募集期間: 平成27年8月3日(月)〜平成27年9月30日(水)
募集要項: (PDF 99KB) 7/29承認予定
研修期間: 平成27年10月20日(火)〜平成27年11月24日(火)10時半~12時 週1回(全5回)
研修会場: つくばキャンパス計算機南棟講習室
担当講師: 共通基盤研究施設 計算科学センター 鈴木 次郎 氏
定  員  : 機構外受講者2名以内として最大20名
対象者: 機構技術職員、その他機構職員、若干名の機構外の受講者
テキスト: 講師が用意したものを配布する。
申し込み先: 受講申込書に記入し機構担当委員へ申し込む。 受講申込書 (DOCX 18KB), (PDF 43KB)
 機構担当委員: 福井佑治 (PHS 029-284-4471)、 佐藤節夫 (PHS 4517)
受入研修: 機構外受講者はこちら
研修内容: (1)Python開発環境のインストール
(2)乱数を使ったシミュレーションソフトの作成
(3)(2)でつくった実験データを統計処理し、gnuplotでグラフを作る
(4)C言語をPythonから利用する方法