筑波大-KEK技術交流 相互見学会


 今年度も相互見学会を開催します。本HP下方の見学場所のリストをご覧の上、申込み下さい。

 募集期間

  KEK見学場所:2023年7月24日(月)~2023年8月10日(木)

  筑波大見学場所:2023年7月24日(月)~2023年8月10日(木)12:00

  KEK職員:下記リンクの申込書に記入し、主幹・グループリーダーのサインをもらってから、コピーをkek-ut-eng@ml.post.kek.jpにお送りください。

  20230721_筑波大技術交流見学会申込書.docx

  2023見学場所リスト.xlsx

  KEK所属以外の方:下記リンクの申込フォームをご利用下さい。

 *見学後のアンケートについてもご協力頂けますでしょうか。

  見学申込 https://forms.office.com/r/8iDwMVKAJc

  見学後アンケート https://forms.office.com/r/5YTMMevitA

 

 募集中:STARSの紹介と使い方

  筑波大学とKEKの技術職員の交流が、見学会などを通じて進行しています。


今回、更なる技術交流の一環として「技術交流STARS」を企画しました。第一弾はSTARSの紹介と使い方についてです。もし興味を持っていただけたら、そして使ってみたいと思っていただけたら、導入支援も考えています。最終的には共同開発を行えたら良いなと思っています。


  担当: 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 小菅 隆


  パソコン(あるいはRaspberry Piとか)を使って簡単に・・・、

 計測器(デジタルマルチメータをはじめとした様々な機器)からのデータを収集、記録したい。 モーターなどを動かしたい。 自動測定したい: パラメータをセット => 計測 => 記録 装置をモニターして、異常があったら通報したい。 Felicaなどを使って入室管理やキーの貸し出し管理をしたい。 ・・・なんて思ったことありませんか。

 とてもシンプルな制御用ソフトウエアSTARSを使えば全て可能です。使用するOS(Windows、Linux、Macintosh等々)やプログラミング言語(C、C#、Java、Python、Perl、VB等々)も自由に選択できるので、自分の得意な開発環境でシステムを構築できます。更に、誰かが作った機能はそのまま再利用できます。

 今回は対面にてじっくりと一日をかけ、実際の利用例を見ていただきながら、STARSを体験していただこうと思います。もし、ご興味を持たれましたら、ご都合の良い日程などの情報を添えて以下よりお申込みください。


  
 申し込みフォーム  https://forms.office.com
 参考  https://stars.kek.jp/

 
 応用例

 入室管理、キー管理、ビームライン制御、環境モニタなどに使用されています。 

 
 

活動報告

                
2023年度KEKと筑波大、技術職員の技術交流で相互見学会を実施(KEKウェブサイト)  
筑波大学とKEK技術職員による施設見学会実施(筑波大ウェブサイト)  
2022年度KEKと筑波大、技術職員の技術交流で相互見学会を実施(KEKウェブサイト)  
 

KEK見学リスト

No 見学場所 内容 キャンパス 案内者 備考
K1 cERL加速器・教育加速器を含むERL開発棟 超伝導加速空洞の産業応用利用を念頭においたハードウェア開発やビームコミッショニングを行っている加速器であるエネルギー回収型リニアック(cERL)を中心に見学します。cERLでは超伝導の加速システム、自由電子レーザーの発振装置などの加速器構成要素と医療用RIであるモリブデン99の製造研究ラインが見学することが出来ます。続けてこのホールに設置された加速器教育用の小型リニアックを見学します。技術職員の活躍する分野も多く、直接開発の話などする予定です。 つくば 濁川(加) 10月中旬~11月末まではcERL運転中につき加速器内見学ができない。教育加速器は不定期に運転するので、加速器室内の見学は応相談。所要時間は40分程度。
K2 1.SuperKEKB加速器:6C-富士間の見学コースまたは2.筑波展示室と筑波回廊からBelle測定器
※日時によリどちらかになります
1.SuperKEKB リング内を歩いて装置を見ます。トンネル内では、前の加速器よりも衝突回数を40倍にするために技術職員が作った【高周波加速・電磁石・真空・制御・ビーム診断・安全】装置、測定器の横を歩きながら解説します。
2.衝突実験の測定器BelleⅡの大きさの体感と筑波展示室では個々の測定器の要素をその役割とともに見ることができます。
つくば 吉本(加) 9月ならば日程調整可能
K3 電子陽電子入射器:30分の地下ビームライン(管理区域)見学、地上部見学 全長600 m におよぶ線形加速器を見学します。この加速器は、電子と陽電子の2種類の粒子を、4つの後段加速器(SuperKEKB 電子・陽電子リング、PFリング、PF-ARリング)にパルスビームとして入射しています。ビームパルスの行先を50 Hz で振分ける性能を持ちます。ビーム利用実験の質を維持するため、高い安定性とビームの高品質性が求められ、高周波加速を中心とした技術が特徴です。 つくば 川村(加) 応相談
~9/27 水 まで (これ以降運転)
*8/17(木)、9/4(月)不可
8/21-8/25と9/11-9/15は対応可能
K4 PFリング、光源等地下機械室周り、実験ホール 光源加速器の本体や光源棟地下機械室を見学しながら放射光施設についての簡単な説明と技術職員の仕事紹介を行う。その後、実験ホールに移動して、光源加速器から発生した放射光を利用した実験の概要や光学系、真空、制御など、技術職員が係わる業務や技術について紹介を行う。 つくば 濁川(加)・小菅(物) 加速器で30分は必要。実験ホールの見学時間は30分~40分程度、実験ホールについては、放射線手続きは必要ありません。加速器室・地下機械室は放射線手続きが必要。
K5 先端計測実験棟 素粒子・原子核実験では様々な測定装置が用いられます。ここでは測定器から出力されるアナログ信号から、コンピュータで扱うことの出来るデジタル信号に至るエレクトロニクス技術開発の最前線をご案内します。 つくば 庄子・濱田・田内・藤田(素) 応相談
K6 筑波実験棟 BelleⅡ測定器には1.5Tの強磁場を検出器内部につくるソレノイド型超伝導電磁石が設置されています。電磁石はニオブ・チタン合金超伝導材で巻かれたコイルで構成され、液体ヘリウムで4.2Kに冷却されます。液体ヘリウムを生成する大型のヘリウム冷凍設備を見学していただきます。 つくば 川井・鈴木(素) 11月10日まで受け入れ可能
見学時間:1.5~2時間
日時は応相談
K6 筑波実験棟 加速器のビームの衝突で作り出だされる粒子の性質を詳しく調べるBelleⅡ測定器の最内層に設置されるSVD:シリコンバーテックス検出器の組立現場を見学していただきます。現在組立を行っているSVDは、今秋にBelleⅡ測定器にインストールしますので、見ることができる最後のチャンスです。 つくば 川井・鈴木(素) 11月10日まで受け入れ可能
見学時間:1.5~2時間
日時は応相談
K7 放射線照射棟 正確な値を得るためには放射能線源を利用して放射線測定器を校正します。放射能線源が強い場合は被ばくを防止するためのインターロックシステムが設置され、作業は遠隔操作で行います。見学ではここを訪れます。放射線測定器の校正方法、放射線被ばくと何か、人を守るインターロックシステムとは何かを知ることが出来る見学です。 つくば 飯島(共) 日程調整可
K8 機械工学センター
第1工作棟、第2工作棟、他
機械工学センターの業務内容の紹介と機構で使用される実験機器の製作に使用される工作機械や施設見学など行います。 つくば 高富(共) 日程調整可
K9 超伝導低温工学センター
第2低温棟、第4低温棟
極低温実験ユーザーに年間約100,000Lの液体ヘリウムを供給・回収するための液化機、圧縮機、精製器などから成るヘリウム循環再利用システム、および加速器用超伝導電磁石開発試験用ヘリウム液化冷凍設備を見学します。 つくば 田中(共) R5年度の見学は不可
K10 J-PARC MR 世界トップクラスの大強度陽子加速器のトンネルに入ります。電子の加速器とは違うスケールの大きな加速器です。メガワットビームのための改造がこの夏にほぼ完了しました。高精度な新電磁石電源も現場で紹介します。また高周波加速装置のかたまりである大強度負水素ビームを加速するリニアックや加速器中央制御室なども見学します。 東海 牧村
鈴木純一(素)
8月 中旬から9月末
K11 ハドロン実験施設(HD)
COMET実験エリア
J-PARC大強度陽子ビームを用いて、ミューオンがニュートリノを出さずに電子に転換する事象(ミューオン電子転換事象)を探索するCOMET実験の準備が進められています。COMET 実験はPhase-IとPhase-II の2段階で行われ、Phase-IIで使用される、電子の運動量測定や粒子の識別のためのストローチューブ飛跡検出器の製作が行われています。今年度は飛跡検出器を中心に見学していただけます。 東海 田中(共) 11月末までの以下【以外の】日程は対応可能。
9月1日~9月8日
10月16日~27日
11月6日~10日
11月13日~17日
11月20日
見学場所はCOMET実験エリア。大型検出器関係を見学可能。
J-PARCへはKEKつくばからの業務連絡バス(無料)の利用が可能。
つくば発:8:10,12:00
東海発:12:01,15:18
K12 ニュートリノ実験施設(NU) ニュートリビームライントンネル(放射線管理区域)
ニュートリノ第一設備棟(電源室、制御室)
東海 仲吉(素) 11月末までの以下【以外の】日程は対応可能。
9月1日~9月8日
10月16日~27日
11月6日~10日
11月13日~17日
11月20日
見学場所はCOMET実験エリア。大型検出器関係を見学可能。
J-PARCへはKEKつくばからの業務連絡バス(無料)の利用が可能。
つくば発:8:10,12:00
東海発:12:01,15:18
K13 物質・生命科学実験施設(MLF) ミュオンDラインに設置されている超伝導ソレノイド電磁石(6m)は、TCF50と呼ばれる冷凍機で冷却を行っている。今回の見学では、TCF50周辺の設備や冷凍機のための圧縮機周辺設備の見学が出来る。(超伝導ソレノイド電磁石は、写真での説明のみ) 東海 黒澤(共) 日程調整可
K14 物質・生命科学実験施設(MLF) MLFは全世界の大学等からユーザーが来所して中性子・ミュオンビームを利用した物性実験を行っている施設である。ここでは中性子分光器室、ミュオン実験エリア等を紹介する。(放射線管理区域) 東海 鳥居、的場(物) J-PARCへはKEKつくばからの業務連絡バス(無料)の利用が可能。
つくば発:8:10,12:00
東海発:12:01,15:18
K15 放射性試料測定棟 放射性試料測定棟は非密封の放射性同位元素を取り扱える施設です。加速器施設で生成及び製造された非密封の放射性物質の各種測定を行います。この施設では放射性物質を分析するGe半導体検出器やトリチウムを測定する液体シンチレーションカウンター等を紹介いたします。 つくば 飯島(共) 日程調整可
K16 放射性試料測定棟 放射性試料測定棟は非密封の放射性同位元素を取り扱える施設です。加速器施設で生成及び製造された非密封の放射性物質の各種測定を行います。この施設では放射性物質を分析するGe半導体検出器やトリチウムを測定する液体シンチレーションカウンター等を紹介いたします。 つくば 飯島(共) 日程調整可
 

 筑波大学見学リスト

No 見学場所 内容 キャンパス 案内者 備考
T1 中地区排水処理施設 つくば市では,各研究機関から下水道へ排除可能な水質基準を「研究機関等の汚水排除基準」として条例で環境基準程度に上乗せして規制している。これに対応するため,筑波大学では生活流しと実験流しの2系統の排水管を敷設し対応している。生活流しは洗面所やトイレ等の排水管でつくば市の下水道に直接接続している。実験流しは各実験室内の流しや局所排気装置の排水口等の排水管で,学内に設置された2か所の排水処理施設で処理をしたのち,中水としてトイレの洗浄水などとして活用した後,下水道へ排除している。
※本見学コースでは、この施設について説明する。
つくば(中地区実験センターエリア) 藤井・河原 応相談
*基本的にT1,T2はセットで見学。
T2 無機廃液処理施設 全国の国立大学では,廃棄物の原点処理の観点のもと廃棄物処理施設が設置されていた。しかし,焼却時のダイオキシン発生の問題や施設の老朽化に伴う改修・更新費用が捻出できないなどの問題から,全国86の国立大学では数大学を残し相次いで自前処理を中止し,外部委託処理に移行している。筑波大学では,有機廃液の焼却処理は平成11年で終了したが,無機廃液処理については自前処理を続けている数少ない国立大学の一つであり,環境系の見学授業でも活用されている。
※本見学コースでは、この施設について説明いたします。
つくば(中地区実験センターエリア) 藤井・河原 応相談
*処理運転中の見学を希望の場合は、11月、3月の稼働時の見学をお勧めします。11月は6~10日または13~17日のどちらか1週間,3月は4~8日の可能性が高いです。
T3 医学工作室 医学医療系医学工作室では、研究・教育に使用される装置・機器等の金工・電工・木工・3Dプリンタ造形での製作の他、大判プリント、液体窒素供給等の業務を行っている。当日は医学工作室の位置づけ等を含めて現場でそれぞれについて紹介する。
*日程については柔軟に対応しますので、見学可能予定日の都合がつかない方は別途ご連絡ください。
つくば(西地区医学エリア) 小林 応相談
T4 マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM) 本事業は、「ナノテクノロジープラットフォーム事業」で培った最先端共用設備体制と専門技術者ネットワークを活かし、データ収集・利活用という新しい視点を取り入れ実施している。全国25の大学・研究機関は、それぞれに重点技術領域を担い、筑波大学は『高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル』に該当する。
マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)https://u-tsukuba-arim.jp/
文部科学省 マテリアル先端リサーチインフラ事業https://www.nanonet.go.jp/pages/arim/
つくば(中地区第1エリア) 谷川・俵・岡野 9月以降、T5と同日に予定
*T4 マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)、T5 放射線・アイソトープ地球システム研究センター(CRiES) 応用加速器部門は、同じ建物のため、同日に設定予定です。
※一部署のみ見学をご希望の場合には、途中退席等でも構いません。
T5 放射線・アイソトープ地球システム研究センター(CRiES)
応用加速器部門
最先端の研究や基礎実験のための最大電圧6MVと1MVのタンデム静電加速器2台とその周辺装置の見学ができます。
詳細は web ページやパンフレットをご覧ください。
https://www.tac.tsukuba.ac.jp/
つくば(中地区実験センターエリア) 大和・吉田 9月以降、月曜および実験のない日時で応相談
*T4 マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)、T5 放射線・アイソトープ地球システム研究センター(CRiES) 応用加速器部門は、同じ建物のため、同日に設定予定です。
※一部署のみ見学をご希望の場合には、途中退席等でも構いません。
T6 研究基盤総合センター 工作部門 工作部門には、専任教員、機械工作とガラス工作を担当するスタッフがおり、設計・技術相談や研究・実験用機器の製作を通して研究・教育への支援を行っております。また、学内の学生や教職員が自由に利用できる公開工作室があり、安全教育や機械加工実習による「ものづくり」教育を随時行っております。 つくば(中地区実験センターエリア) 教員 応相談
8月は28(月)、31(木)が受け入れ可。
9月は4(月)、5(火)、6(水)、
11(月)、12(火)、13(水)が不可。
T7 生命環境系 生物資源学類 分析化学基礎実験 分析化学基礎実験の見学 ・中和滴定 ・ソモギ(還元等糖の定量) つくば(中地区第2エリア) 古川・木澤 令和5年度の見学は不可
T8 学術情報メディアセンター 当センターは、情報環境並びにそれを用いた情報サービスに関する研究開発と、情報基盤の整備・運用並びにサービスを行っています。見学先は、下記の通りです。
(1) 基幹ネットワーク関連
(2) 全学計算機システム関連
(3) 認証システム関連
(4) レンタルサーバ、ハウジングサービス関連
(5) 教育クラウド室関連
つくば(南地区大学会館エリア) 佐藤 受け入れ可能時期: 11月6日(月)〜11月10日(金)
T9 計算科学研究センター センター紹介、スーパーコンピューターCygnusの説明 つくば(中地区第1エリア) 神谷・富田 *人数に応じて会議室を予約する必要がある。
次の日程は受け入れ不可
7月11日、14日、24日、
28日、8月7日、8日、
14日〜18日、29日
T10 プラズマ研究センター センター紹介、GAMMA10/PDX等の説明 つくば(中地区実験センターエリア) 中川・和所 応相談
下記の日時については、見学不可。
毎週 週の初日 9:00~10:00頃まで 定例ミーティング
8/28(月)15:00~18:00
8/29(火)13:00~14:00
9/1(金)9:30~11:00
9/4(月)15:00~17:10
9/8(金)13:00~15:00
9/11(月)15:00~18:00
9/15(金)9:00~11:30
9/25(月)15:00~17:30
9/29(金)9:00~11:30
T11 つくば機能植物イノベーション研究センター農場 農場の全体的な業務内容の説明等 つくば(北地区) 大宮 11月実施予定
T12 陽子線治療センター 30年以上の治療実績がある筑波大学の陽子線治療装置。当日は、シンクロトロン加速器と治療室を見学できます。 つくば(西地区) 小林 8月25日(金)
9月1日(金)
9月4日(月)
それぞれ 12:00 - 13:00 限定
*事前に名簿を提出する必要あり。また、その際に国籍について、日本か外国かを記入する。
T13 医学共通FACS室 医学共通FACS室では、セルソーター4台、フローサイトメーター3台、その他共通機器を管理しており、フローサイトメトリーを駆使した機器による細胞解析、細胞分取とその支援を行っています。 つくば(西地区) 山崎 8月25日(金)
9月1日(金)
9月4日(月)
それぞれ 11:00~11:30
T14 研究基盤総合センター 分析部門 研究基盤総合センター分析部門では、共用性の高い分析装置および専用測定機器を、大学全体の資産として集中的に管理し、効率的活用を図るとともに、研究従事者や大学生に適切な技術支援を行い、研究・教育現場での利用および各分野への応用を推進することを目的として運営を行っています。 つくば(中地区実験センターエリア) 篠原・佐藤 9月5日(火)
9月6日(水)
それぞれ 11:00-12:00
 
   

問い合わせ先

    

 kek-ut-eng@ml.post.kek.jp