科学と音楽の響宴2012を開催

 

11月10日(土)、つくば市にあるノバホールで「科学と音楽の響宴2012」を開催しました。 「科学と音楽の響宴」は、地域の文化活動の一環として、KEK、つくば市、つくば都市振興財団が共同で開催しているものです。

第1部の講演は、今年話題となったヒッグス粒子をテーマとして、2008年ノーベル物理学賞受賞の小林誠特別栄誉教授が「質量の起源とヒッグス粒子」と題して質量の根源とは何なのかを解説し、また、ATLAS実験の日本代表者の一人である徳宿克夫教授が「ヒッグスを探す-LHC実験の最新結果」と題して、ヒッグス粒子を探る高エネルギー実験の最前線をわかりやすく解説しました。

講演中の小林誠特別栄誉教授

講演中の徳宿克夫教授

第2部のコンサートは、コー・ガブリエル・カメダ氏と、アレクサンダー・ヒュルスホフ氏によるヴァイオリンとチェロのアンサンブルの演奏が行われました。 コダーイやマルティヌーの二重奏曲をはじめとする珍しいプログラムが組まれ、深まりゆく秋に相応しい弦の音が会場中に響き渡りました。会場内は世界的に活躍する二人の演奏に魅了された様子で、演奏終了時には鳴り止まない拍手でつつまれました。

演奏中のコー・ガブリエル・カメダ氏とアレクサンダー・ヒュルスホフ氏

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