機械工学センター今月の逸品:珍しい加工(電子回路基板)
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機械工学センターでは、金属(ステンレス、アルミ、銅など)や樹脂の素材そのものから加工を行うことがほとんどです。でも、サッカーゴールの枠の修理や以前紹介した「帰ってきた!KEK鑑定団」用のシンチレータの加工のように、ちょっと変わった加工も時々行っています。今回は、素粒子実験の検出器に使う電子回路基板の加工を行いました。電子回路基板に素子(検出器)を精度良く取り付けるために、素子がちょうどはまるように段差を付けて欲しいという依頼でした。数枚の基板に加工する必要があったので、位置合わせが簡単になるような治具を製作して、精度良く仕上げることができると同時に、効率良く製作することができました。