物質構造科学研究所 低速陽電子実験施設の共同利用は、フォトンファクトリー(Photon Factory, PF)を通じて可能です。現在,SPF-A3の全反射高速陽電子回折(TRHEPD,トレプト)ステーションと,SPF-B1の汎用低速陽電子実験ステーションSPF-B2のポジトロニウム飛行時間(Ps-TOF)ステーションが一般共同利用に公開されています。ただし,SPF=B1は特定の共同利用グループが装置を持ち込んで一定期間占有して使用するためのものです。
共同利用は,毎年度,前期(第1期)と後期(第2期,第3期)に分けて募集しています。前期の申込み締切りは前年度11月,後期の申込み締切りは5月です。日は年によって異なりますので,放射光共同利用実験課題募集要項をご参照下さい。
2020年度には,10年ぶりに,低速陽電子生成ユニット(タンタルコンバータ/タングステンモデレータ)を更新しました。同時に設計を少し変えたところ,ビーム強度が増加しました。 ⇒ 物構研ニュース第32号
⇒ 共同利用詳細は低速陽電子実験施設スタッフにお問い合わせ下さい。