H.Tada

所要時間:約4分

コマを用いて来場者に歳差運動の説明をする三原 教授。/<i class='fa fa-copyright' aria-hidden='true'></i> KEK IPNS

コマを用いて来場者に歳差運動の説明をする三原 教授。/ KEK IPNS

つくばエキスポセンター 2階サイエンスギャラリーで現在開催されているミニ企画展「ミューオンでまだ見ぬ宇宙の謎を解け! 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所」の関連イベントとして、KEK 素粒子原子核研究所のミューオン実験グループの研究者によるミニ講演と展示解説が行われました。

ミニ講演は8/22(木)〜8/29(木)の期間に計4回行われました。講演者は三部 勉 准教授(KEK 素粒子原子核研究所)、上野 一樹 助教(同上)、佐藤 優太郎 研究員(同上)、牛澤 昂大さん(総合研究大学院大学 修士課程2年)の4名です。それぞれ異なる内容で、宇宙から降り注ぐ素粒子の1種であるミューオンを、茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設J-PARCで人工的に大量に生成してその性質や他の粒子に崩壊する様子などを調べる研究について紹介しました。

三部 准教授は「ミューオンで宇宙の謎を調べてみよう~コマと磁石をめぐる話」というタイトルで講演しました。来場者にコマを回してもらいながらミューオンのとる歳差運動の説明をしていました。

三部 准教授は「ミューオンで宇宙の謎を調べてみよう~コマと磁石をめぐる話」というタイトルで講演しました。来場者にコマを回してもらいながらミューオンのとる歳差運動の説明をしていました。

上野 助教は「ミューオンてナニモン?宇宙を知るカギ?」というタイトルで講演しました。講演の中ではミューオンの検出器の実演もあり、来場者の興味を惹きつけていました。

上野 助教は「ミューオンてナニモン?宇宙を知るカギ?」というタイトルで講演しました。講演の中ではミューオンの検出器の実演もあり、来場者の興味を惹きつけていました。

佐藤 研究員は「ミューオンで迫る宇宙の謎~ミューオンの作り方・調べ方」というタイトルで、加速器を用いたミューオンの作り方や調べ方を紹介しました。

佐藤 研究員は「ミューオンで迫る宇宙の謎~ミューオンの作り方・調べ方」というタイトルで、加速器を用いたミューオンの作り方や調べ方を紹介しました。

牛澤さんは「ミューオンで見える?宇宙の不思議~ミューオンを調べる装置」で、クイズを交えながらミューオン研究の紹介をしました。

牛澤さんは「ミューオンで見える?宇宙の不思議~ミューオンを調べる装置」で、クイズを交えながらミューオン研究の紹介をしました。

加えて、上記4名の講師に三原 智 教授(KEK 素粒子原子核研究所)も含めた研究者が、事前に予定されていた日時に展示解説も行いました。特に、コマの動きからミューオンの歳差運動という回転の現象を直感的に理解する展示が人気を集めていました。講演の後には展示コーナーで研究内容について講師と話し込む来場者の姿も見られました。

ミニ講演と展示解説は全て終了しましたが、2階サイエンスギャラリーでの展示は9/1(日)まで開催されています。


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