10月23日KEKキャラバン ~放射線を見てみよう~

10月23日(水)午後、京都市立塔南高等学校で、高校3,3年生および中学生約50名程度を対象に、「放射線を見てみよう」と題して、放射線科学センターの桝本研究員が講演と霧箱作り体験学習を行った。
講演では、見えない放射線を見えるようにすることがいかに大切なことかを知ってもらい、放射線の性質を知ることから、その影響を低減することも、また利用することもでき、さまざまな技術の発展も起こってきたという話を様々な事例をもとに紹介した。
霧箱実習では、タブレットパソコンをネットワーク化して、各人の観察結果(動画撮影)を報告するという試みがなされた。
アンケートからは、内容については2/3が面白かった、1/3が普通、分かりやすさについては2/3が何となく分かった、1/3が分かりやすかったという結果であった。KEKは全員知らないということであった。
放射線を見ることを通して、観察する楽しさ、知ることの大切さを学んでもらえたようであった。放射線に関する授業が指導要領に取り入れられているが、今回の生徒たちは放射線についてはほとんど知識がないということであったが、ある程度理解されたように思える。
また、当日は京都市高等学校合同授業実践研修会で物理担当の先生方も参加された。