放射線科学センターの豊田晃弘技師が令和3年度KEK技術賞を受賞

受賞の対象は「加速器施設における放射化物管理システムの構築」です。豊田氏が採用した、サーベーメータによる線量率測定結果と、主な材料、重量から登録に必要な核種、放射能を大まかではあるが安全サイドに評価する方法、ハンディターミナル、バーコード利用、現物写真登録可能などのアイデアを付け加えながら独自のシステムを構築したこと、などが高く評価されました。また、放射化物の法令対応開始から、他に参考になる例がない状況で、安全を担保しつつ現実的な方法を考え、効率的に放射化物の管理を行うシステムをまとめ上げ、実現化し、今日まで8 年間にわたり放射化物管理の運用の実績を積んできた成果について「業務上特に有益な発明もしくは開発又は改良」にあたると判断されました。