技術職員インターンシップが開催されました

2022年度第2回KEK研究系技術職員インターンシップが実施されました。
2/9にWebオリエンテーションを行い、2/13~17の日程でオンサイト体験がつくばキャンパスと東海キャンパスで実施されました。

共通基盤研究施設では以下のテーマを実施しました。
・超伝導を支える技術 ~ヘリウムを液化する~
・バックグラウンドとしての環境放射能を知る ~様々な検出器を用いた自然界にある放射能の測定~
・世界最先端の実験を支える加工技術体験

超伝導低温工学センターでは3名の学生が参加し、同センターの役割や技術職員の仕事の説明、設備見学ののち、極低温冷媒(液化窒素)を使った高圧ガス・液化ガス機器の取り扱い体験を行いました(2/13)。

放射線科学センターでは、3名の学生がGe半導体検出器やNaIシンチレーションカウンターを使い、場所や測定対象の違いによる環境中の線量率の変化や、線量の元となる放射能について測定体験をしました。(2/13)

地上より高い場所(3号館展望室)での線量率測定
4号館のコンクリート壁の放射能測定

機械工学センターでは、3名の学生が加速器部品の一つである真空フランジの部品の加工と気密溶接を体験しました(2/14)。

旋盤で部品の加工を行っているところ
リークディテクタを用いて溶接ができているか確認を行います

KEKでは毎年9月と2月にインターンシップを実施しており、次回は6月頃に募集が行われる予定です。詳細はKEK技術部門のホームページをご覧ください。