2023年度核データ+PHITS合同研究会が開催されました
2023年11月15日から2023年11月17日の3日間で、2023年度核データ+PHITS合同研究会が開催されました。日本原子力学会核データ部会が主催で、高エネルギー加速器研究機構・日本原子力学会放射線工学部会・日本原子力学会北関東支部・日本原子力学会「シグマ」調査専門委員会・日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センターが共催で行われました。
核データ研究会は、加速器・放射線利用の基盤である核データに関して、ユーザ、核データ評価者、測定者、理論的研究者が一堂に会し、その研究の方向性および重点課題の議論と確認のために開催されています。
今年度は核データ研究会に加えて、核データを基盤とする粒子・重イオン輸送計算コードPHITS研究会が合同開催されました。PHITS研究会は、PHITS開発者と利用者が一堂に介し、最近の開発状況と応用研究例の相互理解を深め、利用者側のニーズを取り入れたPHITS開発と、最新の機能を用いた新たな研究展開を期待しています。 核データとPHITSの両分野の研究者にとって、両分野の密接なつながりをより深く実感することのできる機会となりました。
今年度の参加人数は108人で、北は北海道大学から、西は九州大学までと様々な地域の研究者・学生が集まりました。口頭発表(26件)、ポスター発表(25件)とともに、核データの作成および応用の基礎となる分野、PHITSにおける核データの利用や開発状況に関する内容で活発な議論が行われました。