ILCとハローキティがコラボ! サイエンス×ハローキティ誕生

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国際リニアコライダーの研究分野は「素粒子物理学」。縁遠い世界だと感じてしまう人が多いのが現状です。そんな「難しくて馴染みのない」科学の世界をより多くの皆様に親しんで知って理解していただくために、一般社団法人先端加速器科学技術推進協議会(AAA)は、サンリオの人気キャラクターハローキティとコラボし「サイエンス×ハローキティ」を使った活動を開始しました。

素粒子物理学が「縁遠い世界」である大きな理由のひとつが、義務教育では習わない分野であることです。大学受験でも出題されることが少ないため、理系の高校生であっても学ぶ機会が少ない素粒子物理学。その素粒子物理学を、少しでも身近な存在にしよう、という活動のひとつが「サイエンス×ハローキティ」なのです。

「ILCや素粒子物理に触れる機会のない方であっても「このメガネかけたハローキティ、誰? 何に乗っているんだろう?」と興味を持ってくださるきっかけになればと考えています」と、AAA広報部会長の吉住浩之氏。最も難解な素粒子物理学と、だれでも知っているハローキティを組み合わせることで、これまではILCに触れる機会がなかった方々にリーチすることを目指しています。

もうひとつ、コラボレーターにハローキティを選んだのはその「国際性」です。ハローキティは世界70カ国以上でグッズ展開されており、48カ国の研究者の協力で進められているILC以上に国際的なキャラクターです。スタンフォード大学など、米国の多くの大学のブックストアには、カレッジTシャツを着たハローキティ並んでいます。台湾鉄道は「ハローキティ列車」を、台湾エバー航空は「ハローキティジェット」を運行。ドイツでは、栄養ドリンクの缶にハローキティデザインが使われたとか。2014年には、米TIME誌の選ぶ「最も影響力のあるキャラクター」の15位にもランクインしています。7月27日(水)に国際文化会館(東京都港区)で行われた商品発表イベント後に、リニアコライダー・コラボレーションのアカウントから発信された英語でのツイートにも、かなりのポジティブな反響がありました。日本で、ILC計画の盛り上げをはかる動きがあることを海外の関係者に伝えるためにも役立つでしょう。

関連商品の販売は、8月中旬から開始される予定です。なお、売り上げの一部はILC日本誘致活動に使われる予定です。