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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:素粒子の質量の起源に関わるヒッグス粒子の理論的発見

2013年のノーベル賞物理学賞をブリュッセル自由大学のFrancois Englert(フランソワ・アングレール)氏、エディンバラ大学名誉教授のPeter W. Higgs(ピーター・ヒッグス)氏が受賞しました。受賞理由は「素粒子の質量の起...
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第1 回ビームダイナミクスと加速器技術に関する国際スクール (ISBA18) 開催される(栗木雅夫 広島大学教授)

ISBA18の参加者の集合写真 概要 2018年11月26日から30日の五日間にわたり, 第1回ビームダイナミクスと加速器技術に関する国際スクール(The 1st International School on Beam dynamics...
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ドイツ連邦議会カウフマン議員の日本での3日間(川越清以 九州大学教授)

ドイツ連邦議会のステファン・カウフマン議員が10月末に来日し、ILC計画実現に向けた政治レベルでの非公式な日独協議、ILC建設候補地となっている岩手県の視察、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の視察など、多忙な3日間の活動を行った。201...
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祝2018年 ノーベル物理学賞 

<先端加速器科学技術推進協議会(AAA)のコラム記事(2018年10月5日掲載)より> 2018年のノーベル物理学賞が,アーサー・アシュキン(Arthur Ashkin)博士,ジェラール・ムルー(Gerald Mourou)博士,ドナ・ス...
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ILC夏の合宿2018開催 栗木雅夫(広島大学 教授)

ILC夏の合宿参加者の集合写真 ILC夏の合宿は、ILCの実現のために、実験物理学者(高エネルギー物理学等)、理論物理学者(素粒子理論等)、加速器研究者(加速器理論、加速器開発等)の三者が集い、ILCの加速器、物理、理論について寝食をとも...
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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:標準理論の大きな柱のひとつ、「対称性の破れ」の考えを素粒子物理学に導入

2008年のノーベル物理学賞は、南部陽一郎氏(シカゴ大学エンリコ・フェルミ研究所)、益川敏英氏(名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長・特別教授、京都大学・名誉教授)、小林誠氏(KEK特別栄誉教授)が受賞しました。日本生まれの三名がノーベル物理...
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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:強い相互作用における漸近的自由性の理論的発見

2004年のノーベル物理学賞は、「強い相互作用における漸近的自由性の理論的発見」として、米国の3名の物理学者、ディビッド・グロス博士、デビッド・ポリッツァー博士、フランク・ウィルチェック博士が受賞しました。 1990年のノーベル物理学賞の...
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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:「天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノ の検出」その3

<カミオカンデ、超新星爆発からのニュートリノを捉える> カミオカンデは太陽ニュートリノ観測のために準備が整ったところでした。理論計算によればカミオカンデで観測できるニュートリノ反応は約10秒間に10個くらいでした。カミオカンデ...
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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:「天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノ の検出」その2

<前回のお話し:太陽ニュートリノの観測値が理論値より低かった?> 太陽ニュートリノの観測値が理論値より低かった。その理由は?当初はデイビス博士の装置に問題があるのではないかとの疑いもあり、複数の実験による観測が望まれました。その一つが当時...
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ILC物理測定器研究会年会開催報告(ダニエル・ジーンズ KEK 准教授/川越清以 九州大学 教授)

ILC物理測定器研究会の年会が3月19日〜20日にKEK(つくばキャンパス)で開催されました。年会の主な目的は、今年度の進捗状況をまとめ、ILCと関連するプロジェクトの状況を概観し、来年度の計画を立てることにあります。海外からの3名を含め、...