本機構では、平成5年から冷暖房用のボイラー燃料を重油から都市ガスに切り替えています。都市ガスは重油と比較して CO2排出量が約74%(熱量ベース)、NOx排出量は約26%と低水準であり、原料である天然ガスは硫黄成分がないため、酸性雨の原因物質であるSOxも発生しません。
車両に関して
PS実験室系では、2トントラック1台、1トン電気自動車3台の車両を保有しています。1トン積み電気自動車は20年以上に渡り運用しており、環境に対しての貢献は大きいと考えられます。2トン積みトラックはディーゼルエンジンであり、1991年度から使用されています。ディーゼルのため排煙も多く代替を検討していますが、しばらく時間がかかる見込みです。現在のところ、経理課所有の2トン積みトラック等、新型で比較的排ガスがクリーンな車両を使用することで、環境対策としています。
自転車の積極的な利用
本機構では、広い敷地に実験室や居室の建物が分散して建てられているため、それぞれの移動に自動車を使用する人が多くみられます。そこで、積極的に自転車を利用してもらえるよう、自転車置き場の整備や放置自転車の再利用・撤去を進めています。また、施設毎に共有の自転車を設けることで、自転車の利用を促すとともに放置自転車の減少に役立っています。
排ガス
本年度は新たにPF−AR実験棟にガスセンサーと排ガス洗浄塔を設置しました。実験により発生するガスはガスセンサーによって監視され、排出口に洗浄塔を設置することで無害化し、可燃性ガスや有害ガス等が大気中に放出しないようにしています。
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