素粒子原子核宇宙シミュレーションシステムの運用開始

2019年3月15日から、KEKスーパーコンピュータシステムとして、 NEC SX-Aurora TSUBASA システムが稼働を開始しました。このシステムはKEK素粒子原子核研究所が運営する素粒子原子核宇宙シミュレーションプログラムのための計算機システムとして導入されました。共通基盤研究施設計算科学センターはシステムの運用に協力しています。

NEC SX-Aurora Tsubasa は計算を加速するベクトルエンジンを搭載した ヘテロジニアスシステムです。 ベクトルエンジンは、大規模計算を高速に実行する、 高メモリ帯域幅が特長のプロセッサです。

システム性能

  • 総ベクトルエンジン演算性能 (倍精度): 156.8 TFlop
  • 総ベクトルエンジン主記憶容量: 3.00 TB

システム構成

  • モデル名: NEC製 SX-Aurora TSUBASA A500-64
  • 数量: 1 ラック
  • ベクトルエンジン搭載数: 64 基
  • ベクトルホスト搭載数: 8 台