専門研修「機器分析研修」を開催しました

技術部門の専門研修「機器分析研修」が2021年3月11日13:00~16:40、化学実験棟(つくばキャンパス)において開催されました。講師は放射線科学センターの技術職員3名(平、古宮、石田)が務めました。

化学実験棟に設置されている分析機器は、環境安全管理室の業務に支障がない場合に限り、使用を申し込み、自ら操作して測定することが可能ですが、自分で測定するためには、原理を理解した上で操作方法の習得が必要になります。本研修は、非破壊での定性分析が可能な、卓上型X 線回折装置、卓上型電子顕微鏡+エネルギー分散型X線分析装置、フーリエ変換赤外分光光度計の3種類の分析機器に対し、講義及び分析実習を行い、機器の基本的な操作法の習得を目的とするものです。主に技術職員を受講対象としましたが、申込み状況によっては技術職員以外の方も参加可能としました。

当日は技術職員4名、教員2名の参加があり、45分間の座学で各分析装置の原理について一通り理解した後、2名ずつ、3つのグループに分かれて各装置55分間の実習を行いました。時間が短く、十分装置を使いこなせるレベルには至りませんでしたが、実際の装置の前で講師の説明を聞き、自ら試料の前処理、装置の操作を経験することにより、基本的な操作ができるようになったことと思います。

参考情報
専門研修「機器分析研修」のお知らせ