第22回「環境放射能」研究会が開催されました

2021年3月10~12日に放射線科学センターと日本放射化学会α放射体・環境放射能分科会の共催で 第22回「環境放射能」研究会が開催されました。

http://rcwww.kek.jp/enviconf/ (プログラム等を掲載)

本研究会は「自然環境放射能」と「放射線・原子力施設環境放射能」を基本テーマとして、2000年から毎年、高エネ研で開催しています。2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故以降は、同事故に関連する調査研究活動に関わる研究者や技術者、大学院生、学生、自治体の試験場の職員、一般住民の方々等を含め毎年150名を超える参加者が集まる研究会となっています。2020年3月に予定していた第21回研究会は新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえて開催中止となりましたが、今回はZoomシステムを利用したオンライン研究会として開催し、これまでで最多となる230名を超える参加者により行われました。一般口頭発表として計45件、依頼講演3件の講演が行われ、有意義な情報交換と活発な議論が行われました。

WEB会議システム等の進展により、オンラインによる研究会の開催も可能となりオンラインならではの利点も多く実感していますが、従来の対面での交流と議論を望む声も多く、2022年3月の次回開催では、参加者が高エネ研に集まって研究会が開催できる状況となることが望まれます。

オンライン中継中の研究会開催事務局の様子(放射線科学センター内)