機械工学センター今月の逸品:3セル超伝導加速空洞4台
加速器研究施設・応用超伝導加速器センター(CASA)と共同運営している空洞製造技術開発施設(CFF)で製作した3セル超伝導加速空洞です。以前はニオブの結晶が細かいファイングレイン材を用いていましたが、ニオブのインゴットをスライスした材料(結晶が大きいためラージグレイン材と呼ばれます)を用いることで、材料加工の複雑な工程を省略でき、コストダウンにつながる可能性があります。電子ビーム溶接機の故障・修理が続く等、想定外のトラブルがありましたが、2020年度内に4台を完成させることができました。現在は、性能評価のための縦測定を行っています。