第四回粒子物理コンピューティングサマースクールを開催しました
2021年8月2日から6日の5日間、粒子物理コンピューティング懇談会主催による、大学院生を対象としたコンピューティングサマースクールを開催しました。本サマースクールは、東京大学素粒子物理国際研究センターと高エネルギー加速器研究機構による令和3年度加速器科学総合育成事業からサポートを受けています。
サマースクールの講習内容は、素粒子・原子核・宇宙物理実験におけるコンピューティング技術を主題としており、参加学生は、プログラミング言語、統計解析ツール、多変量解析や機械学習、GPUプログラミング、検出器シミュレーションなどのソフトウェア関連技術と、計算機とネットワークの基礎、計算機クラスタ、コンテナ技術、分散計算機環境などのコンピューティング関連技術を学びます。
2017年から毎年KEKを会場とし開催しておりましたが、2020年度は感染症対策の状況に鑑み中止となりました。第四回となった2021年は、Zoomによる講習とAWS上に用意した実習環境、SlackによるコミュニケーションとJupyter Notebookによる実習資料の共有を行うことによるバーチャル開催となりました。全国13大学(27研究室)から41名の学生が参加し、懇談会所属の20名の教員が講師を務めました。そのうち、計算科学センターからは5名の教員が講師として貢献しました。