第24回「環境放射能」研究会が開催されました

2023年3月6~8日に放射線科学センターと日本放射化学会アルファ放射体・環境放射能部会の主催により、第24回「環境放射能」研究会が開催されました。

本研究会の現地での開催は4年ぶりとなり、小林ホールでの発表、質疑を中心に、リモートでも視聴可能とする形態で行われました。国内の大学、研究機関、自治体の試験機関、民間企業、一般市民などを含め161名(現地96名、オンライン65名)の参加がありました。自然環境放射能、放射線・原子力施設環境放射能、東京電力福島第一原子力発電所事故等に関わる依頼講演2件と一般口頭発表50件が行われ、最新の研究成果に関わる情報交換と活発な議論が行われました。研究会の最後には、学部学生、大学院生、若手研究者/技術者による以下の4件の優れた発表に対し、研究会奨励賞が授与されました。

  • 「ランダムフォレスト解析を用いた大気中ラドン濃度変動による地震の先行現象の検出」
    東北大学大学院理学研究科 土谷真由
  • 「帰還困難区域の渓流・森林環境中に生息する無脊椎動物の放射性セシウム濃度について」
    茨城大学地球・地域環境共創機構 小川侑真
  • 「多孔質シリカを母材とする模擬ウラン粒子の作成とLG-SIMS法による同位体比測定」
    日本原子力研究開発機構 富田涼平
  • 「大型核融合試験施設における大気浮遊じんと降下物に含まれる7Be及び210Pbの測定報告」
    核融合科学研究所 中田実希

「環境放射能」研究会