KEKウィンターサイエンスキャンプが開催されました

2025年12月23日から26日にかけてKEKウィンターサイエンスキャンプが開催されました。このキャンプは、理科系の高校生に3泊4日の研究者生活を体験してもらうイベントです。
キャンプでは4つのコースに分かれて実習を行っており、そのうちDコース「放射線を知ろう」の実習を共通基盤研究施設が受け持っています。今年のキャンプ校長は加速器研究施設の東 直助教が務めました。また、Dコースの講師は放射線科学センターの渡邉 瑛介助教、そして機械工学センターの平木 雅彦教授が担当し、参加者は全国から集まった6名(イベント全体で24名)でした。
今年は、ガイガー=ミュラー(GM)管計数システムの組み立て、アルミニウムの遮蔽材の厚みに応じた放射線計数値の変化、減弱係数の測定、文献値との比較・考察、という内容で、何をどのように測定するか、などを参加者が主体的に考えながら、実習を進めました。
放射線実験は測定量に対して散乱や環境放射線などの寄与を差し引くことが必要な場合が多い一方で、目に見えない現象を正しく評価することに難しさがあります。高校生達は、最善手と思われる測定方法を目指して地道にトライ&エラーを繰り返していました。
また、今年のキャンプは施設見学も充実させており、共通基盤施設から機械工学センターと超伝導低温工学センターの施設見学が行われました。実際の機器、施設、作業現場を見ることで良い刺激となったようでした。また、非常に密なスケジュールの中、他のコースの人たちとの交流を楽しむ姿がとても印象的でした。
今回は時間の制約で実験を途中で打ち切ってしまい、もう少しやりたかったという声もありましたが、このキャンプを通して探究に没頭すること、プレゼンでその活動内容を伝えることができたことは今後の自信となり、将来の進路選択を考える上で、有意義な機会となりました。KEK共通基盤研究施設はこのような教育活動を通じて次世代の後継者育成にも貢献しています。








