12/19 (月)大学めぐり「ILCセミナー」QST 関西光科学研究所

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「大学めぐり」は1~3人の講師で全国の大学を訪問してILC に関する2時間程度のセミナーを行う活動です。
12/19 (月)は QST 関西光科学研究所さんを訪問いたしました!
参加者26名。

講演内容
(1)「ILCの物理・測定器と計画の現状」川越清以 (九州大学)
(2)「ILC加速器」高橋徹(広島大学)

(1)の講演では、素粒子物理の歴史から最新の研究成果、そして今後ILCで予想される(予測不明?)な展望まで含め、幅広い内容を説明。例として、 LHC(欧州:大型ハドロン衝突型加速器)で発見されたヒッグス粒子の成果を紹介し、ILCで期待される新物理など、夢は大きく、日本のお家芸でもある素 粒子物理の展望まで幅広く解説!
(2)の講演では、具体的なILC加速器の設計・性能、また工学設計に向けての技術的課題解決など、現在KEKで行われている実験成果も含めて発表。すで に加速器技術として確立された事項や今後の研究が期待される分野、そして建設候補地紹介まで、加速器を専門とする方以外にもイメージしやすい講演でした。

質疑まで含め、合計2時間のセミナーとなりました。

こちらの記事と写真は、関西光科学研究所さんの以下のページから写真と講演内容を使わせていただきました。
http://www.kansai.qst.go.jp/kpsiblog/