記事一覧

コラム

ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:「天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノ の検出」その2

<前回のお話し:太陽ニュートリノの観測値が理論値より低かった?> 太陽ニュートリノの観測値が理論値より低かった。その理由は?当初はデイビス博士の装置に問題があるのではないかとの疑いもあり、複数の実験による観測が望まれました。その一つが当時...
トピックス

シンポジウム「物質と宇宙の基礎研究と それがもたらす最先端産業技術」が開かれました

「基礎科学と加速器」と題し講演する小林誠・KEK特別栄誉教授 物質と宇宙の謎を解明する基礎研究が進むなか、そこからスピンオフした最先端産業技術をテーマにしたシンポジウム「物質と宇宙の基礎研究とそれがもたらす最先端産業技術」が3月17日...
コラム

ILC物理測定器研究会年会開催報告(ダニエル・ジーンズ KEK 准教授/川越清以 九州大学 教授)

ILC物理測定器研究会の年会が3月19日〜20日にKEK(つくばキャンパス)で開催されました。年会の主な目的は、今年度の進捗状況をまとめ、ILCと関連するプロジェクトの状況を概観し、来年度の計画を立てることにあります。海外からの3名を含め、...
トピックス

3月17日、18日、三菱みなとみらい技術館でパペット紙芝居を実施

3月17日(土)と18日(日)、三菱みなとみらい技術館(神奈川県横浜市)において、「春のサイエンスフェスティバル」が開催されました。 KEKでは、パペット紙芝居「うちゅうはなにからできているの?」のワークショップに出展しました。 ...
コラム

ILDミーティング報告 佐貫智行(東北大学 准教授)

2月20日から22日まで、岩手県一関市において ILDミーティングが開かれました。私は、この会議の主催者として会議の運営に携わるとともに、ILD グループの一員として会議に参加しました。 ILDとは、ILC用に検討を進めている測定器の...
トピックス

【KEKのひと】「10年後には何者かになれているんだろうか?」青木優美さん

「未来を予測する学問は物理しかない」と語る青木優美さん 「未来を予測する学問は、物理しかないと思うんです」。そう力を込めるのはKEKつくばキャンパス内にある総合研究大学院大学(総研大)高エネルギー加速器科学研究科2年の青木優美さん。「...
トピックス

超伝導加速空洞性能向上の新しい技術〜「窒素インフュージョン」

J-PARC真空炉とインストールされた単セル超伝導加速空洞 KEKでは、国際リニアコライダー(ILC)の実現に向けて、「窒素インフュージョン技術」を適用したニオブ製超伝導加速空洞の性能向上のための研究を進めています。このたび、窒素イン...
お知らせ

3月17日、18日に三菱みなとみらい技術館「春のサイエンスフェスティバル」でワークショップを行います

3月17日(土)、18日(日)の2日間、三菱みなとみらい技術館(神奈川県横浜市)において、「春のサイエンスフェスティバル」が開催されます。縁日のようなにぎやかな2日間!楽しい科学のワークショップです。KEKでは、パペット紙芝居「うちゅうはな...
コラム

アジア加速器・測定器フォーラム AFAD 2018 出張報告 浦川 順治(KEK多国籍参画ラボ・コーディネーター(URA))

1月29日(月)、30日(火)の二日間、韓国Daejeon(大田)のDCC (Daejeon Convention Center)において、アジア加速器・測定器フォーラム(AFAD 2018)が開催されました。今年のフォーラムには、日本や中...
コラム

ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:「天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノ の検出」その1

21世紀に入って間もない2002年のノーベル物理学賞はそのテーマは宇宙関連の賞でしたが、日本の小柴博士が受賞されたので、このコラムでもとりあげようと思います。この年のノーベル物理学賞は「天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出」...