クリーンルーム設備

 超伝導加速空洞の内面にゴミ、チリなどが付着し、RFを印可したときその電気抵抗により発熱体となると、 その発熱によりニオブ表面の温度が上がり超伝導状態が破れクエンチしてしまったり、多量の電界電子放出を 起こしたりしてしまいます。ILC加速空洞の加速電界の判定ライン35MV/mを超えるためには数μm〜10μm以上の ゴミ・チリの混入は許されません。 超伝導空洞の内面を清浄に保つためにはクリーンルーム環境が必要であり、そのなかにゴミ・チリを持ち込まない様 にする事が重要です。クリーンルームのクリーン度を保つ事はもちろんですが、一番注意するべき事は人間がその衣服 や肌にゴミ・チリを付着させて持ち込まない事および持ち込む機器や空洞、フランジ、アンテナなどの部品にゴミ・チリを 付着させない事です。それらのゴミやチリは組立作業中に空洞内部への混じり込んでしまいます。 水際で防ぐ事が重要で、界面活性剤入り超純水による超音波洗浄やイオン化圧力空気スプレーによる表面ゴミの 吹き飛ばしが、すべての部品と工具に必要です。


 超伝導空洞へのアンテナポートなどの取付    超伝導空洞の連結接続作業