超伝導空洞 周波数調整設備

超伝導加速空洞の各セルの共振周波数の調整と空洞全体の直進度を調整するのが、自動周波数調整装置です。 コスト低減のためにプレスと溶接によってそれほど高くない精度で製作された加速空洞の共振周波数を精密に調整するのが 目的です。この自動周波数調整装置はドイツのDESY研究所、アメリカのFNAL研究所との共同開発で製作されたものです。 各セルの共振周波数の調整は6つの固い押し当て金具による押し引きによりセルを永久変形させて行います。同時に 空洞の軸の変形も測定しており、その軸がまっすぐになるように各金具の押し具合を調整しています。


 

 周波数調整装置への空洞のマウント     超伝導空洞、第1セルの調整中