ICFA の記者会見を東京で開催

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2 月26 日(金)、世界の素粒子物理研究所の所長等で構成される「将来加速器国際委員会 (ICFA)」の主要委員による記者会見が、東京で行われました。会見の中で、ヨアキム・ムニック委員長(ドイツ電子シンクロトロン研究所)は、ILC の実現にむけ、専門の小委員会を設置すると発表しました。この会見は茨城県東海村のJ-PARC(大強度陽子加速器施設)で行われたICFA の総会に合わせて開かれたもので、ムニック氏に加え、欧 州合同原子核研究機関(CERN) のファビオラ・ジャノッティ所長、米フェルミ国立加速器研究所(Fermilab)のナイジェル・ロッキアー所長、山内正則KEK 機構長の4人が出席しました。

ジャノッティ氏は、科学に莫大なコストがかかることに関する記者の質問に対し「そもそも基礎科学は、人類全てに有益なものであり、さらにガン治療やワールド・ワイド・ウェブのような副次的なベネフィットもあります」と回答しました。

写真:記者会見を行うICFA のメンバーら。上からヨアキム・ムニック氏(ICFA 委員長)、ナイジェル・ロッキアー氏 (米Fermilab 所長)、ファビオラ・ジャノッティ氏(CERN 所長)、山内正則氏(KEK 機構長)