落語家の桂福丸さんが様々な研究者の人柄にせまる対談シリーズ「落語と科学の相互作用」の第4回を1月31日、そして、最終回となる第5回を先月3月23日に配信しました。
第4回:2022年1月31日(月)対談お相手:国立天文台 水沢VLBI観測所長 本間希樹氏
第4回は、国立天文台 水沢VLBI観測所長の本間希樹氏が登場しました。本間所長が考えた「落語と科学の相互作用」の数式は、万有引力を模した式で、対談を通じて生み出される力が研究者を加速させることを表したそうです。また予測不可能と云われる星団の多体問題にも絡め、研究者と落語家も最後はどうなるか分からないことも示しているとか。対談中は本間所長が携わった、世界初ブラックホールの撮影に纏わる話や「事象の地平線」など、天文学者の世界観に浸れる貴重な対談となりました。電波天文学者の究極のゴールとは? まだ視聴していない方は是非こちらから https://youtu.be/Hrw7pt3NG88
第5回:2022年3月23日(水)対談お相手:東京大学ICEPPセンター長/ILCジャパン代表 浅井祥仁氏
最終回となる第5回は、研究者による推進組織として2021年に立ち上がった、ILCジャパン代表の浅井祥仁氏が登場しました。前回までの数式を並べ、浅井氏が考えた数式は湯川結合で表し、「皆さん」と称したヒッグス粒子があるから 研究者、落語家が重さを持つことが出来るとか。将来は電気屋さんになりたかったという浅井少年は、落ちているものを拾って電気工作をするのが大好きだったと。研究者になってからも 宇宙誕生について考えるよりも手を動かして 宇宙誕生の瞬間を再現すべく実験に携わってきたそうです。宇宙全体に存在する極めて特殊なヒッグス粒子は大きさを変えても薄くならず、粒子といえども「粒」ではなく「場」だといいます。毎朝ヒッグス粒子に感謝するとは?この不思議な粒子を調べるために必要なのがILCです。詳しくはこちらから https://youtu.be/N_iE-dt3vAs
全5回、ご視聴頂きました皆様、最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。アンケートにご協力頂いた皆様の中から抽選でILCオリジナルグッズをお送りします。抽選の結果は発送をもってかえさせていただきます。