多摩六都科学館で「素粒子をさがそう」イベントを開催

トピックス

9月25日(日)、多摩六都科学館(東京都西東京市)で、子供向けの国際リニアコライダー広報イベント「素粒子をさがそう」を開催しました。

このイベントは、2014年に多摩六都科学館とKEKが締結した相互協力協定の一環で行われたもので、毎年秋に同様のイベントを実施してきました。

   科学館内にかくれた素粒子たち

幼少期から素粒子物理の世界に触れていただくことを目的とするこのイベントでは、自分達が暮らしている宇宙がどうやってできたのか、また何からつくられているのかについて、パペットを使った紙芝居で紹介。これまでの研究で見つかった素粒子が17種類あることを知っていただいた後、多摩六都科学館の各展示室に隠れた17種類の素粒子キャラクターのパネルを探すゲームに挑戦してもらいました。全て見つけてワークシートを完成させた子供たちには、素粒子缶バッジや標準理論表ポスターなどのノベルティをプレゼントしました。

対象は4歳~小学2年生とその保護者。感染拡大防止のために、各回8組と人数を限定しての実施となりましたが、全4回、各回満席となり、32組100名の親子にご参加いただきました。紙芝居の後には、素粒子や加速器についての質問も寄せられ、参加者の関心の高さを感じるイベントとなりました。

実施後のアンケートでは、全員から「たのしかった」との評価をいただき、多くの参加者に楽しんでいただけたようです。参加した子どもたちからは「さがすのがたのしかった」「たくさんそりゅうしのことを知れて楽しかった」「ものをつくるそりゅうしははじめてしったのでおどろいた」などの感想がありました。また「おとなになったらそりゅうしのけんきゅうをしたいです」という嬉しいコメントも寄せられました。保護者からは「勉強しながら楽しめて、とてもよかったです」「また参加型のイベントを企画してください」等の声が寄せられました。皆様のご意見は、今後のイベント企画に活かしていきたいと思います。

「素粒子を探せ」イベント用物品は貸し出しが可能です。幼稚園や小学校でのイベントにご活用ください。KEKの講師派遣プログラム「KEKキャラバン」からお問合せください。