SBRC

全自動測定サービス

全自動測定サービスとは

利用者がUni-puckに装填してビームラインに送付した凍結試料を、ビームラインスタッフが受け取り、当該ビームタイムに全自動回折データ収集・処理システムを用いて測定を行うサービスです。得られた回折データは試料に同封される記憶媒体にダウンロードして返送される他、回折実験データ管理システムPReMoによって閲覧することが可能です。

全自動回折データ収集・処理システムについての詳細は、第4回タンパク質結晶構造解析ビームライン中級者向け講習会での資料をご参考ください。


対象ビームタイム

PFタンパク質結晶構造解析ビームラインでは以下のビームタイムを対象に全自動測定サービスを提供しています。

一般ビームタイム 2020年度より一般ビームタイムも全自動測定サービスの対象となりました。
詳細はこちら(PDF)
BINDSビームタイム AMEDが実施するBINDS事業のビームタイム支援のためのビームタイムです。
BINDSに関する詳しい情報はこちらを御覧ください。
ラピッドアクセスビームタイム 全自動回折データ収集・処理システムを利用した随時ビームタイム利用制度に基づいて週に1~2日確保されたビームタイムです。
旧称全自動測定ビームタイム
詳細はこちら(PDF)
施設利用ビームタイム 成果専有の有償利用ビームタイム。
施設利用申請の際に全自動測定のオプションを付加することでサービスを利用する事ができます。
詳しくは企業担当事務(px_industry@kek.jp)までお問合せください。

全自動測定サービスの流れ、準備など

詳しくはPFタンパク質結晶構造解析ビームライン実験マニュアルをご覧ください。


全自動測定サービスを利用する上での手続き上のお願い

出来るだけ正確な施設利用者数を把握するために、共同利用支援システムの課題実験メンバーには、全自動測定サービスを利用する可能性のある実験者を全て含めてください。 なお、全自動測定サービスのみを利用する場合においては実験者は放射線従事者である必要はなく、様式10号の提出も必要ありません。

ラピッドアクセスビームタイムについて

ラピッドアクセスビームタイムとは、全自動測定システムを用いた随時ビームタイム利用制度に基づき設定されたビームタイムで、2020年4月現在では、週1~2日のビームタイムがラピッドアクセスビームタイムとして設定されています。ビームタイム表では、Rapidと記されています。
利用者は、ビームタイムの原則4営業日前までにPReMoから利用申請を行い、ビームラインに試料を送付することで、測定を行うことができます。ビームタイム期の1〜2か月前にビームタイム配分を決定する一般ビームタイムとは異なり、利用申請から短期間で回折データを得ることが可能です。