11月11~15日、東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)でリニアコライダー国際ワークショップ(LCWS13)が開催され、世界から約350名の加速器・測定器の研究者が参加しました。
今回の会議は、CERNの大型ハドロンコライダー(LHC)からの歴史的な発見を受け、今後の研究について議論を深めるとともに、日本における建設に期待が高まるILCや、将来計画のCLICの加速器や測定器について意見交換を行いました。
初日の最後のセッションでは、リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟会長の河村建夫衆議院議員が特別講演を行いました。河村氏は、「これからは、これまでの研究者の連携を超え、政府がコミットした形での国際的パートナーシップを枠組み作りから進めなければならないと考えています。新たな多国間パートナーシップをこのILC計画をモデルに立ち上げたい」と述べました。
また、11月14日の夕方からは、一般公開講演会「ビッグバンから138億年 宇宙はいま~宇宙観測から加速器実験まで~」が行われました。村山斉東京大 学カブリ数物連携宇宙研究機構機構長/カリフォルニア大学バークレイ校マックアダムズ冠教授と杉山直名古屋大学大学院理学研究科教授が講演し約300名が 聴講しました。