多摩六都科学館で「新粒子を探せ」ゲームを実施しました

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9月23日(土・祝)、多摩六都科学館(東京都西東京市)で「新粒子を探せ」ゲームを実施しました。このイベントは、2014年に多摩六都科学館と高エネルギー加速器研究機構が締結した相互協定に基づいて実施している活動の一環として行われたものです。

加速器を使った素粒子実験では、この宇宙を構成する最小単位である素粒子の性質を調べたり、未発見の素粒子の探索を目指します。「新粒子を探せ」は「目には見えない粒子を探す」という研究がどのように行われているのかを、実際に研究で使われているデータを使ったゲームで学ぶイベントで、4つのミッションをクリアして研究論文を仕上げ、最後の論文審査にパスすると「ILC未来博士」の認定証と未来博士メダルを授与されます。午前・午後の2回行われたイベントには幼児から小学生まで約100組の親子の参加がありました。

参加した子供たちは「難しい!」と言いながらもミッションに次々と挑戦していました。子供たちと一緒にゲームに参加した保護者からは「こんな風に実験を進めているとは知らなかった」「日本の科学が頑張っていて嬉しい」との声がありました。

今後も、多摩六都科学館と共同で幼児から小学校低学年といった子供も参加できる素粒子や加速器などを題材としたイベントを実施していく予定です。