KEK一般公開2022を開催、ILC関連施設も公開

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9月3日(土)と9月4日(日)に「加速器だから見える世界ってどんな世界?」をテーマに、KEK一般公開2022を開催しました。

3日はYouTube Live とニコニコ生放送を使ってオンライン配信を実施。YouTubeでは2400回、ニコニコ生放送で約6900人が視聴しました。アーカイブを公開していますので、ぜひご覧ください。

夜7時半からは「中夜祭」として全国から誰でも参加できるクイズ大会「小林誠杯オンライン2022」を開催しました。KEKがREADYFORと提携して行ったクラウドファンディングでいただいた支援で、基礎科学について広く知ってもらうオンラインイベントです。

4日には3年ぶりとなる現地開催の一般公開を実施しました。キャンパス内の見どころをバスで巡る3コースと、徒歩で巡る3コースの全6コースのツアーを開催し、のべ約500人が参加しました。

ILCに関連する施設見学ツアーは2コース実施されました。

【Aコース】未来の加速器・リニアコライダーでは、ILCに関連した技術開発を推進するための施設として、世界最高エネルギーまで電子陽電子ビームを加速する超伝導加速空洞システムの開発を行う、超伝導リニアック試験施設(STF)とビームをナノメートルまで収束する衝突技術の開発を行う先端加速器試験棟(ATF)の2つの研究拠点を公開しました。

ATFの施設見学の様子

【Fコース】新技術・超伝導加速器では、超伝導加速空洞の品質向上と量産化に向けた製造技術の開発を行う空洞製造技術開発施設(CFF)と、実際に超伝導加速空洞を用いてビーム運転を行い産業応用技術の開拓を行う加速器を公開。CFFが一般公開されるのは今年が初めてのことです。

CFFの施設公開の様子

来年は従来通りの形での開催を目指し、準備を進めていきます。