文理融合型実験提案公募情報
1. 文理融合型課題について
ミュオン科学研究系では、文理融合研究の推進を図るためにミュオンビームを用いた「ミュオン共同利用文理融合課題(以下文理融合課題とする)」を新設いたしました。この課題は既存のKEKミュオン実験装置を利用し、学問的重要性を持ち、成功すれば高い評価を得られる文理融合研究を目的とします。つきましては、本課題を実りある内容にするために、広く学問的重要性の高い「ミュオン共同利用文理融合型実験提案(以下文理融合型実験提案とする)」を募集します。
本応募に先立ち、事前に相談したい方、ご不明点がある方は下記連絡先までご連絡ください。
本課題は共同利用実験であり、平和目的に限ることとします。
2. 申請方法
提出書類 「ミュオン共同利用文理融合型実験提案」所定の申請書(WORD)1部https://www2.kek.jp/imss/msl/user-info/template/application_bunri.docx
提出期限 2024年6月24日(月)17:00必着
提出方法 ① Word/PDFファイルをメールに添付してbunri_proposal[at]ml.post.kek.jp ([at]を@に置き換えてください)へ送付してください。 ※5MB以上のファイルは上記メールアドレスで受信できないため、事前にご相談ください。 ② 電子メールのタイトルは[文理融合型実験提案_(提案者氏名)]としてください。また、PDFファイルで提出される場合は、変換した際に文字化けがないことをご確認願います。 ③ 提出後、申請書受理確認の返信メールを送信いたします。申請後(土日祝日除く)3日以上受領確認メールが届かなかった場合は、電子メールにて下記問い合わせ先宛てにご連絡願います。
3. 審査
文理融合型実験提案はミュオン共同利用実験審査委員会(ミュオンPAC)サブグループにおいて、(1)学問上の価値、(2)技術的な実行の可能性、(3)全体の実験計画との関連、を基準に事前協議・修正を行います。その後ミュオン科学研究系主幹により「文理融合課題」として取り纏められ、ミュオンPACに提出され、採否と優先順位が決定されます(下図参照)。
4. 実験に関する諸注意
本実験提案は、「ミュオン共同利用文理融合課題(課題提案者:ミュオン科学研究系主幹)」の枠組みの中で実施されます。このため、高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所ミュオン科学研究系との共同研究として実施していただきます。
実験は茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)物質・生命科学実験施設(MLF)ミュオン科学実験施設において実施されます。
実験時期はご希望を伺ったうえで、施設側で調整いたします。
資料にはミュオンビームを照射します。照射条件、照射後の資料の取り扱い等の詳細は実験前の協議の際にご確認ください。
資料の取り扱いは原則として実験提案者にて行っていただきます。装置の操作については、主として実験施設スタッフが、実験提案者と協力して実施いたします。
資料取り扱い者は、「放射線業務従事者」の登録が必要となります。詳細については、下記問い合わせ先までご連絡ください。
5. 実験成果の公表
6. 知的財産権の帰属
本共同利用実験により得られた知的財産権の帰属については、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構知的財産取扱規程に基づき、その都度協議することになります。
7. 問い合わせ先
高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 ミュオン科学研究系研究主幹 下村 浩一郎 TEL: 029-864-5626 E-mail: koichiro.shimomura[at]kek.jp