MLF実験課題の定義
- 国内外を問わず、学術分野の利用者に限らず、産業界の利用者にも広く利用機会を提供する。実験課題審査は、公平かつ公明なユーザー本位の運営のために、国内外の有識者をメンバーに加えたピアレビューシステムを設け、全て課題審査部会で審査を行う。
- ミュオンを利用した実験を行うために、J-PARCを建設したKEKとJAEAはもとより、第三者も実験装置を設置することができる。
- 利用区分は「一般利用」、「一般利用(ミュオンP型課題)」、「プロジェクト利用」、「装置グループ利用」の4つを設け、最大限の研究成果を創出するため、多様なユーザーニーズに応えるべく、常に最高レベルの実験環境、性能も最大限の実験装置を提供する。
- 一般利用
- 幅広い利用者に開放することを目的に一般公募する。
- 「一般利用」の提案代表者(実験責任者)は、大学、民間企業及び公的研究機関等に属する者とし、学生を含め所属機関がない者は提案責任者にはなれない。ただし、指導者が認めた場合にはポスドクも課題を申請することができる。
- 一般利用(ミュオンP型課題)
- 一般利用あるいはプロジェクト利用(S型課題)を申請するための予備実験。
- ミュオン利用の未経験者による予備的な実験。
- プロジェクト利用
- KEK、JAEA両機関が主導的に推進する研究を実施。
- 「プロジェクト利用」の提案代表者(実験責任者)は、両機関構成員又はJ-PARCセンターが認める者とし、大学等の研究者も代表者になることができる。
- 装置グループ利用
- 装置の維持・性能向上、性能を最大限に発揮させる先導的研究開発。
- 装置グループ(実験装置の維持管理に責任を持つグループ)のみが提案者となることができる。
- 各利用区分とも定期的に課題を公募する。
- 一般利用
- 年2回の募集と審査を行い、採択課題の有効期限は原則として半年とする、ただし、研究遂行上で長期利用の必要があると認められた場合は「長期課題」の受付も行う。
- 「課題の採否はヒアリングを含めた課題審査によって決定され、採択された課題については半期毎に進展状況及び継続の可否について評価を受けること。
- 一般利用(ミュオンP型課題)
- 有効期限は半年間とする他、以下の条件がある。
−実験課題のビームタイムは2日以内
−実験責任者が1回の審査で認められる課題件数は1件
−実験装置あたりに1回の審査で認められる課題件数は3件以内
- 応募の際には、実験課題名の末尾に「(P型課題希望)」と記入のこと。
- 応募はJ-PARC課題申請システムを利用した電子申請とし、申請書は基本的に英語で作成するものとする。ただし、民間企業からの産業利用課題については日本語で作成された申請書も受け付ける。
- ミュオン実験装置を利用する国内外の大学および公的研究機関などに所属する研究者、これらに準ずる研究者に対してはKEKが大学共同利用支援を行う。
【公募受付は終了しました】
応募受付期間:2024年 10月 17日(木)~ 2024年 11月 7日(木) 17:00 (JST)
詳しくは公募要項をご覧ください。
物質・生命科学実験施設利用のご案内
- 1. MLF利用の基本方針
- 2. 実験課題の申請と審査
- 3. ご利用の流れ
-
-
問い合わせ先
- ① 成果公開型
- J-PARCセンター 業務ディビジョン 利用業務セクション ユーザーズオフィス
- 〒319-1106 茨城県那珂郡東海村白方162-1
- いばらき量子ビーム研究センター 1F
- TEL: 029-284-3398 FAX: 029-284-3286
- E-mail: j_proposal<at>ml.j-parc.jp
- ② 成果非公開型
- J-PARCセンター 業務ディビジョン 利用業務セクション
- 〒319-1195 茨城県那珂郡東海村白方白根2-4
- TEL: 029-284-3586 FAX: 029-282-5996
- E-mail: j_proposal_p<at>ml.j-parc.jp
ユーザーサポート
- 担当:J-PARC センター ユーザーズオフィス
- TEL: 029-284-3398 FAX: 029-284-3286
- MAIL:j-uo<at>ml.j-parc.jp
手続き
- ➤ 実験前の手続き
⇒ 各種申請:J-PARC利用者支援システム
- ➤ 実験終了後の手続き(実験責任者の方のみ)
⇒ 報告書の提出先: 成果管理システム