スパコン、再開!

 

新スーパーコンピュータシステムが9月1日(木)に運用再開しました。

大震災の影響でスーパーコンピュータシステムの入れ替え作業が遅れましたが、新スーパーコンピュータシステム(※)が9月1日(木)に運用を開始しました。運用に先立ちユーザを代表してKEKの橋本教授が、加速器科学での大規模シミュレーションによる研究を推進したいと決意を述べました。今回運用を開始したシステムは、大規模なメモリを共有して使うことができる最新のシステムです。このシステムを使った共同研究・共同利用をいち早く再開するために、当初はデータセンターに設置しリモートでの運用となりました。

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スーパーコンピュータおよび運用開始式におけるユーザ代表・橋本教授の挨拶

KEKでは1985年からスーパーコンピュータシステムを導入し、加速器科学での大規模シミュレーションによる研究の推進を行っております。素粒子物理学・原子核物理学の量子色力学の理論研究、放射光・中性子・中間子のビームを使った物質の解明、さらにはsuperKEKB、J-PARCなどの加速器の設計・改良のためのシミュレーションを行っています。

来年3月には超並列型のスーパーコンピュータシステムも運用を開始します。共有メモリ型・超並列型の2つのシステムをつくばキャンパスにて運用し、加速器科学の研究が一段と進むことが期待されます。

(※)日立製作所SR16000モデルM1(開発元:日立製作所・エンタープライズサーバ事業部)

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