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CP不変性の破れを中心課題とし、第3世代のボトムクォークに関わる総合的な研究を行うため、実験装置として、BELLE測定器が新たに建設される。この装置は、次の多くの要素で構成される。
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マイクロバーテックス検出器 |
B中間子の崩壊地点を数10ミクロンの精度で測る |
大型ドリフトチェンバー |
粒子の運動量と発生方向を精密に測る |
粒子識別装置 |
飛行時間差とチェレンコフ光を測って粒子の種類を区別する |
大型CsI結晶カロリメーター |
電子やガンマ線を低いエネルギーまで精密に測る |
大型超伝導ソレノイド電磁石 |
広範囲に一様な高磁場(1.5テスラ)を発生する |
大面積飛跡検出チェンバー |
ミューオンと中性K中間子を検出する |
高速トリガーシステム |
非常に頻度の高い事象から興味あるものを高速選択する |
大量高速データ収集システム |
毎秒10メガバイト、年に数10テラバイトのデータを処理する |
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建設中のBELLE測定器 |
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BELL測定器と得られたイベント |
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測定器の建設を進めているのは、世界の研究者(日本、米国、韓国、ロシア、中国、インド、台湾、ポーランド、オーストラリア、フィリピン)が集まった国際共同研究チーム、BELLE(ベル)実験グループである。 なおBELLEという名前は、ボトムクォークの別名であるビューティー(beauty)に対応するフランス語である。
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