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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:クォークの存在の実験的発見

ヘンリー・ケンドール、ジェローム・アイザック・フリードマン、リチャード・エドワード・テイラーの3人は、スタンフォード線型加速器センター(SLAC)で実験を行い、1969年に陽子は内部構造を持たない粒子ではなく、それよりも下の階層をなす点状の...
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大学めぐり 「ILCセミナー」  大森恒彦(KEK 講師)

「大学めぐり」は1~3人の講師で全国の大学を訪問してILC に関する2時間程度のセミナーを行う活動です。ここではプレゼンテーションを工夫し、参加してくれた多くの学生達に ILC への興味を持ってもらうようにしています。ILC を研究している...
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LINAC 2016@米ミシガン 出張報告記  栗木雅夫 (広島大学 教授)

2016年9月25日から30日までの日程で、米国のミシガン州、East LansingでLINAC2016という会議が開催され、参加する機会を得た。LINACという会議は、隔年で開催されている線形加速器の研究者の会合である。現在のトレンドは...
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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:7 ミューオンニュートリノの発見

現在ではニュートリノと呼ばれる素粒子には3種類があることが知られています。最初に2種類目のニュートリノがあることを確かめたのは、1962年、当時コロンビア大学の教授だったジャック・スタインバーガー博士とメルビン・シュワルツ博士、レオン・レー...
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テルアビブ大学でのFCAL会議に参加して 山本 均(東北大学 教授)

リニアコライダーの測定器開発では測定器の部分に特化した研究開発を行うグループが幾つかあります。大きなグループでは、カロリメータを開発するCALICE共同研究や飛跡検出器TPCの開発ではLC-TPC共同研究が活発な活動を行っています。それらの...
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宮崎物理学会 出張報告 大森 恒彦 (KEK 講師)

横谷氏のスライドより 2016年9月21日〜23日の4日間、宮崎大学で日本物理学会があり、これに出席してきたので報告する。今回の学会は直前に台風16号が接近して、一時は各地から宮崎行きの飛行機が飛ばないのではないかと危惧された。しかし...
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POSIPOL 2016@オルセー出張報告記  大森 恒彦 (KEK 講師)

9月14日〜16日の3日間、パリ郊外のオルセーにある線形加速器研究所 LAL (*1)で開かれた小さな国際会議 POSIPOL 2016 に参加してきた。 パリには2つのオルセーがある。一つは有名なオルセー美術館のあるパリ市内のオルセー、も...
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E-XFEL@DESY出張報告記  山本 康史 (KEK 研究機関講師)

現在、ドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY)にて建設が大詰めを迎えているヨーロッパ合同X線自由電子レーザー(E-XFEL)は、国際リニアコライダー(ILC)の約1/20スケールの超伝導線形加速器(800台の超伝導空洞および100台のクラ...
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ノーベル賞でたどる素粒子の発見物語:6 Zボソン、Wボソンの発見

1984年、米ハーバード大学の教授で欧州共同原子核研究機関(CERN)で実験を行っていたカルロ・ルビア博士とCERNの加速器研究者、シモン・ファン・デル・メール博士は、弱い力を伝える素粒子であるZボソンとWボソンを発見したプロジェクトへの貢...
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ILC東京イベント2016に参加してきました

先日、7月27日に六本木の国際文化センターで開催された「ILC東京イベント2016 -100万人に伝えるために-」に参加してきました。 このホームページの「協議会について」にも書かれていますように、人類が古代から抱く根源的な謎「宇宙の創生...