MSL ミュオン科学研究系

KEK

研究会「ミューオン精密物理の新展開」
Workshop "New Developments of Muon Precision Physics"

【 概要 】

日時:20019年11月27日(水)〜29日(金)

会場:27日(午前)研究本館1階会議室3
    27日(午後)4号館 345号室
    28日(終日)4号館 345号室
    29日(午前) J-PARC ミューオン実験施設の見学会
          (KEK つくばキャンパスよりバスで往復、 昼過ぎに解散の予定)

宿泊:宿泊:ホテルや宿舎については各自で手配していただきますようお願いたします。

参加登録:11月10日(日)までに、下記ウェブページよりご登録ください。
      https://kds.kek.jp/indico/event/32734/

発表申込:少数のショートトークを募集いたします。ご希望の方は上記 ウェブページより参加登録の際にその旨ご記入ください。

【 研究会の趣旨 】

近年、新しい物理を探るための極めて有用な道具としてのミューオンが広く注目を集めています。ミューオンの異常磁気能率は実験値と標準模型の予言値との不一致が3シグマを超えており、これは標準模型を超える物理の存在を示唆している可能性があります。また、ミューオニック水素原子を用いた陽子半径の精密測定は、陽子半径に関する理解が不十分であることを我々に思い知らせてくれました。

このような状況の中、J-PARC muon g-2/EDM 実験ではミューオンの異常磁気能率や電気双極子能率を従来とはまったく違った方法で測定するための準備が着々と進んでいます。また、MuSEUM 実験ではミューオニウムの超微細構造を世界最高の精度で測定した結果が近い将来に論文として発表される予定です。

さらに、令和元年度より科研費挑戦的研究課題(萌芽)「ペニングトラップを用いたミューオン精密測定手法の開発」(代表者:飯沼裕美氏(茨城大))が発足しました。この研究課題ではミューオンをペニングトラップに閉じ込めることによって、質量などミューオンの性質を極めて精密に測定することを目指しています。また、同じく令和元年度より発足した科研費基盤研究 (S)「純レプトン原子のレーザー分光による電弱統一理論精密検証と新物理探索」(代表者:植竹智氏(岡山大))ではミューオニウムの 1S-2S エネルギー差をレーザーを用いて精密に測定することにより新物理の検出を目指しています。

これらの状況を踏まえ、ミューオン精密物理や束縛系およびこれらに関連する話題についての研究会を企画しました。関連分野の専門家による教育的な講演や参加者間の議論を通じて分野の現状を俯瞰するとともに乗り越えるべき課題を整理し、近い将来に向けての展望を多くの方と共有することを目的としております。皆様の参加をお待ちして おります。

この研究会は高エネルギー加速器研究機構 異分野融合活動経費(機構連携コロキウム)によるサポートを受けて行われます。

世話人 (五十音順):
飯沼裕美(茨城大)、磯暁(KEK 素核研)、植竹智(岡山大)、 上野恭裕(理研)、門野良典(KEK 物構研)、河村成肇(KEK 物構研)、 神田聡太郎(理研)、下村浩一郎(KEK 物構研)、仁尾真紀子(理研)、 西村昇一郎(KEK 物構研)、野村大輔(KEK 素核研)、三原智(KEK 素核研)、三部勉(KEK 素核研)、和田道治(KEK 素核研)