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研究会「ミューオン核物理・核データ --基礎研究から応用研究へ」のお知らせ

研究会
2024年12月10日

1月16日−17日に、ミューオン核物理・核データに関する研究会を「Muon科学と加速器研究」研究会と連続で大阪大学核物理研究センターで開催いたします。登録は両研究会で共通です。ご興味のある方の積極的なご参加をお待ちしております。

日時・場所
参加登録

研究会は、対面とオンラインのハイブリッド開催を予定しています。参加登録された方にZoomの接続情報をご連絡します。参加登録は、「Muon科学と加速器研究」と共通です。下記URLから登録をお願いします。
https://indico.rcnp.osaka-u.ac.jp/event/2475/registrations/
 

会議主旨

近年、大阪大学RCNPやJ-PARC MLFをはじめとする世界のミューオン施設で、多くのミューオン核物理実験が提案されている。特にミューオン原子X線分光を応用した非破壊元素分析は、放射化学、宇宙地球科学、考古学から産業利用まで、幅広い分野で応用されている。さらに、宇宙線ミューオンに起因する半導体ソフトエラーの研究では、加速器ミューオンを使って素過程の理解が進められている。これらの「応用研究」の基礎となる物理過程は原子核物理の基礎的研究と密接に関連しており、さらに現象の理解を進める上で、弱い相互作用による「ミューオン核データ」の整備は重要な課題である。 本研究会では、原子核物理を基本にする「基礎研究」、「応用研究」、「核データ」を研究テーマとする様々な分野の研究者が集まり、これまでの関連研究と将来展望について議論する。
 

本研究会は、2022年3月に行われたRCNP研究会
「ミューオン原子核捕獲反応による原子核関連研究の可能性」
https://muon21.rcnp.osaka-u.ac.jp/ と、2023年12月に行われたシグマ調査専門委員会主催のワークショップ
「ミューオン核データ研究会」
https://indico2.riken.jp/event/4656/ を引き継ぎ、負ミューオンを用いた原子核研究およびその周辺分野研究の最近の進展を議論します。
本研究会の講演は招待講演のみですが、直前に行われる
「第15回「Muon科学と加速器研究」研究会」
https://indico.rcnp.osaka-u.ac.jp/event/2475/ との連続の研究会となっています。併せてのご参加をお願いします。
 

世話人

友野大(大阪大学/KEK IMSS、世話人代表)、川瀬頌一郎(九州大学)、河村成肇(KEK IMSS/ J-PARC)、佐藤朗(大阪大学)、 新倉潤(理化学研究所・AESJシグマ調査専門委員)、二宮和彦(大阪大学)、渡辺幸信(九州大学・AESJシグマ調査専門委員)
 

主催

大阪大学核物理研究センター(RCNP)
日本原子力学会 シグマ専門調査委員会