第7期SPRUC研究会(現在はSPring-8ユーザー協同体とNanoTerasuユーザー共同体が合併した特定放射光施設ユーザー協同体)で新規立ち上げの「放射光・ミュオン連携科学研究会」からの第一回研究会のお知らせです。
奮って御参加頂けますようお願い申し上げます。
本研究会は、マテリアルとその機能、その奥にある基礎物理過程の解明を目指し、
X線とミュオンの2つの量子ビーム特性の違いを生かす科学研究を進めること、お
よび新しい研究トピックスを開拓し、先端利用研究を樹立することを目的としま
す。
まず負ミュオンで放射光との連携を強化し、物質表面(~nm)から深部(~cm)にいた
るあらゆる位置で、元素およびその化学状態および構造等を調べる3次元の分析
スキームの確立を目指します。実験エビデンスと研究者間でのフラットな議論を
もとに、異なるバックグラウンド、俯瞰した視点を持つ研究者の交流を通して既
存概念に捕われない科学の新しい地平線を切り拓くことを目標としています。
****** プログラム ******
15:00-15:05 | 開会の挨拶、研究会結成の趣旨(代表:二宮 和彦 (広島大学)) |
15:05-15:30 | ミュオン特性X線を用いた元素分析の基礎(佐藤 朗 (大阪大学)) |
15:30-15:55 | ミュオン特性X線を用いた元素分析の応用(仮) (梅垣 いづみ (KEK)) |
15:55-16:30 | 放射光・負ミュオン連携の趣旨と深さ分解研究の提案1 [ナノビーム蛍光X線分析](岡田 京子 (JASRI)) |
16:30-17:15 | 放射光・負ミュオン連携での深さ分解の提案2 [ナノビームX線回折](木村 滋 (JASRI)) |
17:15-17:25 | 総合討論 |
17:25-17:30 | 閉会の挨拶(代表:二宮 和彦 (広島大学)) |
問い合わせ先:
「放射光・ミュオン連携科学研究会」代表者 広島大学 二宮和彦