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4. トリスタンと加速器科学 4.3 加速器理学に関する研究 4_3_3 Coherent Beam-Beam Oscillation 電子・陽電子ビームは衝突点において、個々の粒子間の衝突以外に多体系としての相互作用も行う。この相互作用が強すぎるとビームは不安定になるが、(加速器としての実際の運転の場合のように)比較的弱くて安定な場合でも種々の効果をもたらす。また、それによってビームを診断することもできる。その一つがベータトロン振動数の変化である。相互作用の強さはビーム・ビーム・パラメーターと呼ばれる
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ビーム・ビーム・パラメーター ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() TRISTAN-ARにおいて、ビーム・ビームチューンシフト ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
方法は、各ビームの分布関数を直交関数(Laguerre多項式)で展開し、その係数を未知数とする行列方程式を作り、IIモード振動数をその固有値として求めるものである。200×200 程度の行列で十分な収束が得られ、その結果TRISTAN-ARのように衝突点においてビームが平たい極限(![]() ![]() ![]() ![]()
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これらの式は弱い相互作用の極限 ![]() ![]() ![]()
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 図78 および図79 は測定結果の一例を示す。図78 は水平方向のチューン変化をビーム電流の関数としてプロットしたもので●( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() このように理論が確立されたことにより、衝突点でのビームサイズが、ルミノシティーモニターによるよりもはるかに速くかつ精密にわかるようになった。 理論はバンチ当り粒子数 ![]() ![]() ![]() |
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