記事一覧

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野田首相が出席 ~先端加速器科学技術推進シンポジウム~

野田佳彦 内閣総理大臣 2011 年12 月15 日に、リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟と先端加速器科学技術推進協議会(AAA)の共催による「第3 回先端加速器科学技術推進シンポジウム」が、『国際リニアコライダーと先端加速器の応用...
トピックス

GDEディレクターら、国内の建設候補地視察

報道関係者の取材を受けるバリー・バリッシュ氏 1月19日、20日の2日間、KEKで「ILCGDEベースライン技術レビュー」が開催された。会議に先立ち、GDEのディレクターであるバリー・バリッシュ氏、ILC物理研究責任者の山田作衛氏ら、...
コラム

加速器図鑑:クライストロン

KEKB 等への入射器として使われている線形加速器に使用されているクライストロン。高さ約 2 m の縦型である。電子ビームは下から上へと打ち上げられる。上部に出力空洞がありそこで作られた電波が導波管(銅で出来た四角いパ イプ)を通って線形加...
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カマボコ型?トンネル

新しく提案されたカマボコ型トンネル。トンネルの大きさは、幅およそ11 メートル、高さ5.5 メートル。厚さ3.5 メートルの壁で2 つの部屋に分けられている。カマ ボコ型を説明するために、会議に参加した外国人研究者には、本物のカマボコが配ら...
コラム

加速器図鑑:LHC と超伝導磁石

LHC の超伝導磁石のカットモデル。ビームの 進む向きに垂直な断面で切ったもの。層状に見えるブロンズ色のものが超伝導体によるコイルの断面。LHCでは2つの陽子ビームを逆向きに廻して衝突させる。そのために極性の違う2つの超伝導磁石を1つにまと...
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ヒッグス粒子の探し方

ALTAS 実験グループの発表したヒストグラム。濃い紫のラインはヒッグスが「150GeV であると仮定した」予測値。横軸は、ビームの衝突に対して垂直方向の運動量のみから再構成したエネルギーなので、山の頂きは150GeVより少し下のほう、13...
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ナノビーム復旧にむけて

ATF加速器トンネル中で電磁石などの位置測量・調整作業が進められている。 3月11日の東日本大震災発生以降、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の先端加速器試験施設(ATF)では精力的に被害状況確認作業が続けられて来た。ATFでは6月3日...
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今後のILC は ~鈴木厚人KEK 機構長インタビュー~

平成23年3月11日(金)に発生した東日本大震災は、戦後最大の未曾有の大災害となった。お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災地の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興を心より祈念致します。 高エネ...
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ILC 実現に弾み ~日本製の超伝導空洞ILC の要求仕様を達成~

KEK STFでの超伝導加速器開発グループのメンバー 昨年11月25日、国際リニアコライダー(ILC)実現にむけた最重要課題のひとつである「高性能な空洞の量産」に向けて弾みがつく、うれしい記録が達成された。 高エネルギー加速器研究機構(...
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それは何の役に立つのですか?

名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長益川敏英氏(左)とKEK機構長鈴木厚人氏 (名古屋で開催されたAAAシンポジウムにて) 科学技術が話題になる時、必ずと言って良いほど登場する質問がある―「それは何に役立つのですか?」そしてこの質問は、素粒...