記事一覧

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世界の超伝導加速器技術が集結 ~KEKで「S1グローバル」始動~

国際リニアコライダー(ILC)の心臓部である、超伝導加速空洞。その研究開発プログラムには、S0、S1、S2といった「コードネーム」が付けられている。現在、このうちの「S1」が高エネルギー加速器研究機構(KEK)で進行中だ。国際協力によって行...
コラム

謎にせまる:つくばの隠れた「名産品」?

陽電子生成部のカットモデル。写真右側から電子ビームが入り、中央あたりでタングステンでつくられた標的にぶつかり、電子と陽電子対が生まれる。できた陽電子は、加速空洞(写真左側)によって加速されつつ、集められる。 SF小説や映画の中で、理想的な...
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ガンとたたかう加速器

あまり日常生活に関係していないように思える「加速器」。実は、案外身近な存在なのだ。例えば、一昔前のテレビに使われていたブラウン管や、会社や家庭でつかわれている蛍光灯なども、加速器の仕組みが利用されたもの。そんな「実は身近な加速器」の中でも、...
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「進」~2009年のILCを振り返る

1,2.2月26日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で先端加速器科学技術推進シンポジウム「日本発宇宙行き~国際リニアコライダー(ILC)実 現に向けて」開催。挨拶をする鳩山由紀夫氏(民主:リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟・会長代理...
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ナノ秒でビームを蹴る

中央部に見える銀色の円筒状の装置が撤去された既存のキッカー。その前にある、赤い電磁石間をわたる銀色の細長いパイプ状のものが新たに開発した高速キッカー。 一流のサッカー選手の場合、蹴ったボールが最大速度である秒速30メートルに達するまで、わ...
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「イノベーションの創出」と基礎科学 ~有馬雅人氏インタビュー~

現在、世界各国の科学技術政策を語るうえで、なくてはならない言葉、もしくはスローガンとも言えるのが「イノベーションの創出」だ。そして、イノベーションの源泉として、強化していくことが日本の国家政策としても挙げられているのが基礎科学分野の...
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加速器でつながるアジア

「科学先進国」というと、真っ先にイメージに浮かぶのは、アメリカやドイツなど欧米諸国だろう。事実、20世紀の基礎科学分野をけん引してきたのは欧米諸国。ノーベル賞が生まれたのも欧米なら、その受賞者数も圧倒的に欧米がリードしている。近年、世界的な...
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夢のスタートライン アジアサイエンスキャンプ開催

ノーベル賞科学者らと2009アジアサイエンスキャンプに参加した学生たち。最前列左から:鈴木厚人氏(KEK機構長)、古在由秀氏(群馬県立ぐんま天文台長)、李遠哲氏(1986年ノーベル化学賞受賞)、田中耕一氏(2002年ノーベル化学賞受賞)、小...
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子どもたちに科学の目を

日本が世界に誇る文化のひとつ、マンガ。このマンガを通じて、楽しくしかも教育的なやり方で、子どもや科学と関わりの薄い大人に素粒子物理を紹介しようという取り組みが高エネルギー加速器研究機構(KEK)で進んでいる。その名も「カソクキッズ」。ほぼ毎...
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研究者グループの「意思表示」~測定器趣意書提出~

17世紀、ガリレオが「地動説」という、常識を覆す発見をした当時の最先端技術「望遠鏡」。病原菌を発見し、物質の構造やしくみを解明して、私たちの暮ら しを大きく変えてきた装置「顕微鏡」。遥か宇...