KEK物構研では、ユニークな特徴を有するJ-PARC MLF(MUSE)の世界最高強度の負ミュオンビームの優位性を生かし、文化財をはじめとする人文科学資料の研究にも活用できる可能性を秘めた、新たな非破壊研究手法を開発してきた一方、これまでも放射光や中性子などを用いて、様々な文化財科学の研究が行われています。
そこで、放射光・中性子・ミュオンなどの量子ビームを利用する文化財研究の第一人者が一堂に会して、これまでの考古学研究、並びに関連研究、更に分析技術を紹介し、文理融合研究の可能性を探る本シンポジウムを開催するに至りました。2019年度に、第1回文理融合シンポジウムが国立科学博物館、第2回が大阪大学中之島センターにおいて開催され、その後、第3回(2020年9月25〜26日)、第4回(2021年1月28日〜29日)、第5回(2021年9月9日〜10日)がオンライン開催されました。第6回は大阪大学 豊中キャンパス 南部陽一郎ホールにて、ハイブリット方式開催(オンライン型と会場参加型の同時開催)を目指しておりますが、まずは皆様の健康や安全面が最優先であるため、COVID-19の状況によりオンライン開催のみとなる場合がございます。
今回、第6回文理融合シンポジウムは、大阪大学 豊中キャンパス 南部陽一郎ホールで開催する「第12回Muon科学と加速器研究」と、日本中間子科学会主催研究会「ミュオンで見る磁性・超伝導物質研究の最前線」との合同開催となっております。
皆様の御参加をお待ちしております。
世話人代表:三宅康博、佐藤朗 下村浩一郎
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